セキュリティ

SECURITY

公開：2025-03-20

Cloudflareが統合型Security Posture Managementを発表、企業のセキュリティリスク管理を効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Cloudflareが統合型Security Posture Managementを発表
• メール、SaaS、クラウド、Webアプリのセキュリティリスク管理を統合
• 単一ダッシュボードで脅威の把握と迅速な対応が可能に

Cloudflareが新しいセキュリティ管理プラットフォームを公開

Cloudflareは2025年3月18日、メールやSaaS、クラウド、Webアプリケーションのセキュリティリスクを包括的に管理できる「Security Posture Management」の一般提供を開始した。企業は平均1,000以上のアプリケーションを業務に活用しているが、新しいツールの採用によってITインフラが複雑化し、サイバー攻撃のリスクが増大している現状に対応するものだ。^[1]

Security Posture Managementは、組織が使用するアプリケーションの設定ミスや潜在的なリスクを動的にスキャンし、迅速な対応のためのインサイトを提供する機能を実装している。知的財産や個人情報、財務情報などの重要データを扱うSaaSアプリケーションにおいて、外部共有ファイルや認証情報漏洩などのリスクをリアルタイムで自動検出することが可能になった。

Webアプリケーションは価値の高いデータを保持しているため、サイバー攻撃の主要な標的となっている現状がある。Security Posture Managementは防御機能とビジネス機能を組み合わせた多層的な防御により、重要なWebアプリケーションへの脅威に対する包括的な保護を実現している。

Security Posture Managementの機能まとめ

Security Posture Managementの詳細はこちら

セキュリティポスチャ管理について

セキュリティポスチャ管理とは、組織全体のセキュリティ状態を継続的に評価、監視、改善するプロセスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイムでの脆弱性とリスクの可視化
• 設定ミスや不適切なアクセス権限の自動検出
• セキュリティ対策の効果測定と継続的な改善

企業のデジタル化が加速する中、複数のアプリケーションやクラウドサービスを統合的に管理する必要性が高まっている。セキュリティポスチャ管理は、組織全体のセキュリティ状況を一元的に把握し、効率的なリスク対策を実現するための重要な要素として機能するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Cloudflare、データ、アプリ、クラウドに対する脅威状況を統合管理できる「Security Posture Management」を発表 | クラウドフレアジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000061678.html, (参照 25-03-20).
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