DX

ディーエックス

公開：2025-03-26

JR東海リテイリング・プラスが東海道新幹線モバイルオーダーサービスに新決済手段を導入、キャッシュレス対応を強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 東海道新幹線でモバイルオーダーサービスの決済手段が拡充
• クレジットカードとQRコード・バーコード決済が新たに利用可能に
• 新幹線車内販売で初のQRコード・バーコード決済導入

東海道新幹線モバイルオーダーサービスの決済手段拡充

JR東海リテイリング・プラスは、三菱UFJニコス、ジェーシービー、トランザクション・メディア・ネットワークスと協力し、2025年4月1日より東海道新幹線のモバイルオーダーサービスで新たな決済手段の提供を開始する予定だ。東海道新幹線の「のぞみ号」「ひかり号」のグリーン車内で提供されているサービスに、クレジットカードとQRコード・バーコード決済が新たに追加されることになった。^[1]

TMNが提供するモバイル決済端末には、複数のキャッシュレス決済手段が1台に集約されており、三菱UFJニコスとジェーシービーはJR-PLUSとの加盟店契約に基づくカード決済サービスを担当することになった。新幹線の車内販売においてQRコード・バーコード決済を導入するのは、今回が初めての試みである。

新たに導入される決済手段には、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubの5種類のクレジットカードと、楽天ペイ、PayPay、d払い、メルペイ、au PAY、Alipay+、WeChat Payの7種類のQRコード・バーコード決済が含まれている。これにより、既存の現金と9種類の交通系電子マネーと合わせて、より多様な支払い方法が利用可能になるだろう。

決済手段の詳細まとめ

QRコード・バーコード決済について

QRコード・バーコード決済とは、スマートフォンなどで表示されるQRコードやバーコードを読み取って決済を行うシステムのことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• スマートフォンだけで決済が完了する手軽さ
• 現金やカードを持ち歩く必要がない利便性
• キャンペーンやポイント還元との連携が容易

新幹線の車内販売でQRコード・バーコード決済が導入されるのは今回が初めてとなる。TMNが提供するモバイル決済端末によって、複数のQRコード・バーコード決済サービスを1台で対応することが可能になり、利用者の利便性が大きく向上することが期待される。

東海道新幹線モバイルオーダーサービスの決済手段拡充に関する考察

東海道新幹線のモバイルオーダーサービスにおける決済手段の拡充は、現代のキャッシュレス社会に対応する重要な一歩となるだろう。特に訪日外国人旅行者の増加を見据えると、Alipay+やWeChat Payなどの国際的な決済サービスへの対応は、インバウンド需要の取り込みに大きく貢献する可能性がある。

一方で、新たな決済システムの導入には、通信環境の安定性やセキュリティの確保が課題となることが予想される。特に高速で移動する新幹線内での決済では、通信の途絶や決済エラーへの対応が重要になってくるだろう。車内での安定したサービス提供のために、バックアップシステムの整備や従業員の教育体制の確立が必要不可欠である。

今後は決済データの分析による需要予測や、パーソナライズされたサービス提供など、デジタル技術を活用した更なるサービス向上が期待される。また、他の新幹線路線や普通車両への展開、さらには鉄道以外の交通機関との連携など、サービスの拡大も視野に入れた取り組みが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「東海道新幹線のモバイルオーダーサービスでクレジットカード、QRコード・バーコード決済がご利用いただけます | 株式会社ジェーシービーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001158.000011361.html, (参照 25-03-26).
1754

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧