プログラミング

PROGRAMMING

公開：2025-04-02

takeforest社が立命館中高でノーコード講座を実施、中高生16名が飛行機ゲーム開発に成功

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• takeforest社が立命館中学校高等学校でノーコード講座を実施
• 中高生16名が飛行機ゲームアプリを全員完成
• 生徒満足度4.8/5を達成し学習効果を実証

中高生向けノーコード講座で飛行機ゲーム開発を実現

takeforest株式会社は2024年4月から12月にかけて、立命館中学校高等学校の土曜講座「サタデーボックス」にてノーコードプログラミング講座を実施した。プログラミング未経験の生徒でも取り組めるよう工夫された講座では、のべ16名の参加者全員が雲を避けながら進む飛行機ゲームの開発に成功している。^[1]

講座では同社オリジナルの教材を活用し、雲の動きや飛行機の制御といった基本的なプログラミングの考え方を学びながら実践的な開発を進めた。生徒たちは雲の数や動きの方向、スピードなどを自由にカスタマイズし、それぞれ独自性のある作品に仕上げることができたのだ。

本プロジェクトは大阪公立大学大学院情報学研究科の阿多信吾教授が発起人となるPDAプロジェクトの一環として実施された。関西イノベーションイニシアティブとGONENGO合同会社の協力を得て、takeforest株式会社が運営および講師を担当することで、産学連携による効果的な教育プログラムを展開できた。

ノーコード講座の実施概要

ノーコードについて

ノーコードとは、プログラミング言語を直接記述せずにアプリケーションを開発できる手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 視覚的なインターフェースによる直感的な開発が可能
• プログラミング未経験者でも短期間で習得可能
• アイデアを素早くプロトタイプ化できる

本講座ではノーコードツールを活用することで、プログラミング初心者の中高生でもゲーム開発を実現できた。生徒たちは基本的なプログラミングの考え方を学びながら、自分のアイデアを形にする経験を通じて、デジタルものづくりへの興味を深めることができる。

中高生向けノーコード教育に関する考察

ノーコードによるプログラミング教育は、従来の文字ベースのコーディング教育と比較して、より多くの生徒がプログラミングの楽しさを体験できる可能性を秘めている。特に視覚的なインターフェースを通じて直感的に学べる点は、プログラミングへの苦手意識を持つ生徒たちの壁を低くする効果があるだろう。

今後の課題として、ノーコードで学んだ基礎をどのように発展的な学習につなげていくかという点が挙げられる。基本的なプログラミングの考え方を習得した生徒たちが、より複雑なアプリケーション開発にも挑戦できるよう、段階的な学習プログラムの整備が求められるはずだ。

将来的には、ノーコードとコーディングを組み合わせたハイブリッドな学習アプローチも検討に値する。生徒の習熟度や興味に応じて柔軟に学習方法を選択できる環境を整えることで、より効果的なプログラミング教育が実現できるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「中高生16人がノーコードで“雲を避ける飛行機ゲーム”を開発！ 初心者でも作って学んで遊べる満足度4.8/5を叩き出した土曜講座とは？ | takeforest株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000134458.html, (参照 25-04-02).
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