【CVE-2024-13708】Booster for WooCommerceに深刻な脆弱性、認証不要でXSS攻撃が可能に
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記事の要約
- Booster for WooCommerceにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- SVGファイルアップロード機能に入力検証の不備
- バージョン4.0.1から7.2.4まで影響あり
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Booster for WooCommerceの脆弱性CVE-2024-13708
Wordfenceは2025年4月4日、WordPressプラグイン「Booster for WooCommerce」にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は認証されていないユーザーがSVGファイルをアップロードできることで発生し、悪意のあるスクリプトがページ上で実行される可能性がある。[1]
CVSSv3.1の基本評価では深刻度が7.2のHighと評価されており、攻撃元区分はネットワーク経由で実行可能となっている。この脆弱性は入力の検証と出力のエスケープが不十分なことに起因しており、攻撃者は特別な権限を必要とせずに悪用できる状態となっている。
影響を受けるバージョンは4.0.1から7.2.4までであり、プラグインの開発元であるPluggablが対応にあたっている。CWE-434として分類されているこの脆弱性は、危険なタイプのファイルアップロードに対する制限が不十分な状態を示すものだ。
CVE-2024-13708の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
公開日 | 2025年4月4日 |
影響範囲 | バージョン4.0.1から7.2.4 |
CVSSスコア | 7.2(High) |
脆弱性タイプ | クロスサイトスクリプティング(XSS) |
攻撃条件 | 認証不要、ネットワーク経由で実行可能 |
CWE分類 | CWE-434(危険なタイプのファイルの無制限アップロード) |
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クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題を指す。以下のような特徴が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切に検証されずにWebページに出力される
- 埋め込まれたスクリプトが他のユーザーのブラウザ上で実行される
- Cookie窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に悪用される可能性がある
Booster for WooCommerceの脆弱性では、SVGファイルのアップロード機能を通じてXSS攻撃が可能となっている。SVGファイルはXML形式で記述され、その中にJavaScriptを含めることができるため、適切な入力検証やサニタイズが行われていない場合、深刻なセキュリティリスクとなる。
Booster for WooCommerceの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者だけでなくエンドユーザーにも大きな影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要となっている。特にWooCommerceは電子商取引に使用されるプラグインであり、決済情報や個人情報が関係するため、セキュリティ上の問題は深刻度が高くなる傾向にある。
今後はSVGファイルのアップロード機能に対して、より厳密な入力検証とサニタイズ処理の実装が求められるだろう。開発者はファイルタイプの制限やコンテンツの検証を強化し、同様の脆弱性が発生しないよう、セキュリティ対策の見直しを進める必要がある。
プラグイン開発においては、サードパーティ製のコンポーネントやライブラリの使用も含めて、包括的なセキュリティレビューを実施することが重要となる。特にファイルアップロード機能は攻撃の標的となりやすいため、実装段階からセキュリティを考慮した設計が不可欠だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13708, (参照 25-04-12). 1508
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