AGRIST、設立6年目で初の新卒採用と茨城県に1.5ha規模の大規模実証農場を新設へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

AGRIST株式会社は2024年4月より初となる新卒採用を開始し、茨城県常総市における1.5ha規模の大規模実証農場の立ち上げを予定している。新設される実証農場では最先端のAI技術とロボットが導入され、パート・アルバイトを含む従業員数の倍増を見込んでいる。^[1]

新卒社員は農場立ち上げメンバーとして栽培管理やロボット運用、開発に関するデータ分析など多岐にわたる業務を担当することになった。柔軟な働き方を支援するため、産休・育休制度やエンジニア以外の社員向けリモートワーク制度も整備されている。

AGRISTは社員の成長支援として、技術力向上につながる書籍購入やセミナー参加費用の補助を実施している。また、外国籍社員の受け入れにも積極的で、移住サポートの実績もあり、グローバルな視点を持つ人材の育成にも注力している。

項目	詳細
実施時期	2024年4月1日開始
研修内容	マナー研修、事業理解研修、現場見学
特徴	座学とOJTの組み合わせ、アーカイブ化された研修資料
支援制度	書籍購入補助、セミナー参加費用補助、展示会参加支援
福利厚生	産休・育休制度、リモートワーク制度、移住サポート

スマート農業とは、AIやロボット技術を活用して農業の効率化や高度化を実現する新しい農業の形態のことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

AGRISTは宮崎県新富町に本社を置き、2019年10月の設立以来、AIを搭載した自動収穫ロボットを開発・展開している。2023年までに農林水産大臣賞を含む国内外で20個以上の賞を受賞しており、地方創生の優良事例としても選出されている。

AGRISTの新卒採用開始は、スマート農業分野における人材育成の重要性を示す取り組みとして注目に値する。特に若手人材の柔軟な発想を活かした技術革新と、実践的な農業現場での経験を組み合わせることで、より効果的な農業DXの推進が期待できるだろう。

一方で、新卒社員の技術習得や現場への適応には一定の時間が必要となることが予想される。農業とIT技術の両方の知識が求められる特殊な環境下で、いかに効率的な人材育成を実現するかが今後の課題となるだろう。

大規模実証農場の新設は、スマート農業技術の実用化に向けた重要なステップとなる。実証実験を通じて得られるデータや知見は、全国の農業現場への展開に活用できる可能性を秘めている。

^ PR TIMES. 「設立6年目のAGRISTが挑む！設立6年目、初の新卒採用で農業をデザインする共創者の育成へ | AGRIST株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000050444.html, (参照 25-04-24).

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