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Quantum Meshが新型液浸冷却GPUサーバーHydro Boosterを発表、データセンターの省電力化と高密度化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

Quantum Meshが新型液浸冷却GPUサーバーHydro Boosterを発表、データセンターの省電力化と高密度化を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • Quantum Meshが高効率液浸冷却GPUサーバーを発表
  • 独自開発のKAMUIシステムで消費電力を大幅削減
  • New Rule Labを販売代理店として4月22日から提供開始

Quantum Meshの液浸冷却GPUサーバーHydro Booster発表

Quantum Mesh株式会社は独自開発の液浸冷却システムKAMUIを搭載した最新型GPUサーバーシステムHydro Boosterを2025年4月22日より提供開始すると発表した。このシステムは高効率な冷却環境を実現し、データセンターの空調設備コストと運用時の電力コストを大幅に削減することが可能となっている。[1]

Hydro Boosterは従来の空調によるサーバー冷却方式と比較して、1/10以下の電力で運用することが可能であり、一般的な国内データセンターのPUE 1.50に対して1.03という優れた性能を実現している。また大規模な空調設備が不要となることで、設置スペースを従来の1/5から1/3に削減することにも成功した。

Quantum Meshが推進するコンテナ型データセンターにおいては、20フィートコンテナ内にHydro Boosterを12台収容することが可能となっており、2Uサーバー換算で96台分の処理能力を実現している。地下水を利用した冷却方式により、高密度での設置・運用を実現することが可能となった。

Hydro Boosterの仕様まとめ

項目 詳細
製品名 Hydro Booster(ハイドロ ブースター)
サイズ 幅1200mm×高さ1400mm×奥行800mm以内
ラック 液浸冷却ラック(Quantum Meshオリジナル)
定格消費電力 25kW~50kW(デバイス構成による)
使用液剤 ENEOS IX Type J
Hydro Boosterの詳細はこちら

液浸冷却システムについて

液浸冷却システムとは、サーバーなどの電子機器を直接冷却液に浸して冷却を行う技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 従来の空冷方式と比べて大幅な省電力化が可能
  • 空調設備が不要で設置スペースを大幅に削減
  • 高密度での設置・運用が実現可能

Quantum MeshのKAMUIシステムでは、ENEOSが開発した環境負荷の低い液浸冷却液IX Type Jを採用している。この冷却液は高い酸化安定性と電気絶縁性を両立させた性能を持ち、サーバーから発生する熱を効率的に吸収することで長期的な使用を可能にしている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「Quantum Mesh 独自の液浸冷却システムを採用した最新型GPUサーバーシステム『Hydro Booster』を提供開始 | Quantum Mesh 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000132065.html, (参照 25-04-24).
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