エントリーとは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

エントリーとは

エントリーとは、企業の採用活動において応募者が企業に対して就職の意思を表明する行為を指します。一般的に新卒採用では「エントリーシート（ES）」の提出や企業のマイページへの登録によって行われることが多いでしょう。中途採用においては履歴書や職務経歴書の送付がエントリーに相当することもあります。

エントリーは採用選考プロセスの第一段階であり、この後に書類選考、適性検査、面接などの選考ステップへと進むことになるでしょう。企業によっては「プレエントリー」と「本エントリー」を区別しており、プレエントリーは情報収集や説明会参加の意思表示に留まるケースもあります。

就職活動においてエントリー数は重要な要素であり、一般的には新卒で30社前後、中途採用では5〜10社程度のエントリーを行うことが標準的といわれています。企業側はエントリー情報を基に母集団形成を行い、採用計画の基礎データとして活用することもあるでしょう。

採用市場におけるエントリー戦略の重要性

「採用市場におけるエントリー戦略の重要性」に関して、以下を解説していきます。

企業のエントリー管理システムの特徴
効果的なエントリーシート作成のポイント

企業のエントリー管理システムの特徴

企業のエントリー管理システムは応募者情報を一元管理し、選考プロセスを効率化するためのデジタルプラットフォームとして機能しています。多くの大手企業ではATS（Applicant Tracking System）と呼ばれる専用ソフトウェアを導入しており、応募者のスキルやバックグラウンドを自動的に分析することによって初期スクリーニングを行うことができます。

エントリー管理システムには応募者にとって見えない選考基準が組み込まれていることがあるため、キーワードの戦略的な配置が重要になるでしょう。システムによっては応募者の行動履歴（サイト訪問回数や滞在時間など）も記録されることがあり、企業側は応募者の熱意や関心度を数値化して評価することも可能です。

	大企業向けATS	中小企業向けシステム	採用代行サービス
処理能力	数万件対応	数百〜数千件	規模に応じて変動
導入コスト	高額	中程度	成功報酬型が多い
AI活用度	高度なAI分析	基本的な自動化	人的判断中心
連携機能	他HRシステムと統合	限定的な連携	独自データベース
カスタマイズ性	高度なカスタマイズ	テンプレート中心	企業ごとに調整

効果的なエントリーシート作成のポイント

効果的なエントリーシート作成においては、企業研究に基づいた志望動機の明確化が最も重要な要素となります。具体的なエピソードを交えながら自己PRを展開することによって、読み手に強い印象を与えることができるでしょう。抽象的な表現よりも数字や具体例を用いて実績を示すことで、説得力のある内容になります。

エントリーシートには企業ごとの特色があり、設問の意図を正確に理解することが合格への近道となるでしょう。文字数制限を最大限活用しつつも冗長な表現は避け、簡潔かつ内容の濃い記述を心がけることが重要です。校正作業を怠らず、誤字脱字や不自然な日本語表現がないかを確認することも必須といえます。

	自己PR項目	志望動機項目	ガクチカ項目
重要ポイント	強みと実績	企業理解度	成長プロセス
構成要素	結論→根拠→事例	興味→理由→貢献	背景→行動→結果
差別化要素	独自性のある強み	具体的な業務理解	課題解決力
NG表現	抽象的な形容詞	表面的な称賛	成果のない活動
推奨文字数	400〜600字	400〜600字	600〜800字