ロジカルプロダクトが高精度3軸ワイヤレス加速度センサのレンタルを2025年1月から開始、建築・土木分野の振動計測がより身近に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

福岡市を拠点とするIoT機器開発企業のロジカルプロダクトは、高精度3軸ワイヤレス加速度センサのレンタルサービスを2025年1月より開始することを発表した。建築や土木分野における構造物の安全性確保に不可欠な常時微動計測を、より多くの企業や研究機関が実施できる環境を整備することになるだろう。^[1]

常時微動計測技術は建築分野において建物の耐震性能や健全性の評価に活用され、土木分野ではトンネルや橋梁の健全性診断に重要な役割を果たしている。本センサは2018年の販売開始以降、顧客からのフィードバックを反映しながら継続的な改良を重ねてきた実績を持つのだ。

本センサはセイコーエプソン製の高精度加速度センサM-A352を搭載し、920MHz帯での無線通信により見通し500mの通信が可能となっている。最大31台までのスタート同期計測や500Hzサンプリングで12時間分のデータ収録が可能であり、微動計測における高い利便性を実現することができるだろう。

常時微動計測とは、建物や構造物に常時発生している微小な振動を計測し分析する手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

常時微動計測は建築・土木分野において重要な役割を果たしており、特に建物の振動特性を把握することで耐震性能の評価が可能となる。さらに騒音や振動対策、交通振動の評価など、インフラの安全性確保に幅広く活用されているのだ。

高精度3軸ワイヤレス加速度センサのレンタルサービス開始は、建築・土木分野における微動計測の普及に大きな影響を与える可能性が高い。特にスポット的な多点計測のニーズに応えることで、より詳細な構造物の診断や評価が可能になることが期待できるだろう。

一方で、レンタル品の保守管理や校正、データの品質保証などが今後の課題となる可能性がある。レンタル期間中の機器トラブルや測定データの信頼性確保について、明確なガイドラインやサポート体制の構築が重要になってくるだろう。

今後は建築・土木分野に限らず、産業機器の振動診断や環境アセスメントなど、新たな応用分野への展開も期待される。特にIoT技術との組み合わせによる遠隔監視システムの構築など、新たな価値創造の可能性を秘めているのだ。

^ PR TIMES. 「橋梁や建物の常時微動、振動計測に最適な「高精度3軸ワイヤレス加速度センサ」2025年1月よりレンタル開始 | 株式会社ロジカルプロダクトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000153402.html, (参照 24-12-05).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「IoT」に関するコラム