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新電元のEV充電器4シリーズがEMOVisionと連携開始、支店や営業所ごとの充電モニタリングが可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

新電元のEV充電器4シリーズがEMOVisionと連携開始、支店や営業所ごとの充電モニタリングが可能に

PR TIMES より


記事の要約

  • 新電元のEV充電器4シリーズがEMOVisionと連携開始
  • 支店や営業所ごとの充電モニタリングが可能に
  • 京セラみらいエンビジョンがワンストップでサービス提供

新電元のEV充電器4シリーズがEMOVisionと連携開始

新電元工業株式会社は2024年12月9日、EV充電器製品4シリーズを京セラみらいエンビジョン株式会社が提供する法人向けEV充電モニタリングプラットフォーム「EMOVision」と連携可能にした。EMOVisionは課金サービスを必要としない法人内でのEV充電利用に特化したサービスで、充電に要した電気量や料金、部署単位やドライバー単位で集計分析を行えるプラットフォームを提供している。[1]

対応する製品ラインナップは6kW見せない普通充電器PM-CS09シリーズと50kW急速充電器SDQC2F50シリーズ、90kW急速充電器SDQC2F90シリーズ、150kW急速充電器SDQC2F150シリーズとなる。新電元工業の充電器製品は自社設計製造の公共インフラ品質で国内10年以上の導入実績を有している。

また、通信中継器方式により最大10台の充電器をLTEモバイル回線1契約でOCPPサーバーに連携できるようになっており、EMOVisionサービスによる多数の車両管理との相性が非常に良いものとなっている。京セラみらいエンビジョンはEVインフラ整備も行っており、長年培ってきた施工ノウハウと今回提供するプラットフォームを連携したワンストップサービスを提供するのだ。

EMOVisionの主な機能まとめ

機能 詳細
データ管理 分析の為のデータダウンロード(CSV
一括管理 普通充電器、急速充電器、コンセントタイプ充電器の管理
電力制御 上限電力量までの出力制御
拠点管理 支店、営業所別管理
メンテナンス 遠隔リセット、遠隔ファームウェアアップデート

OCPPについて

OCPPとは「Open Charge Point Protocol」の略称で、EV充電設備と管理システム間の通信プロトコルのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 充電設備のリアルタイムな状態監視が可能
  • 充電データの収集と分析が容易に実施可能
  • 遠隔での充電設備の制御やアップデートに対応

新電元工業のEV充電器では、通信中継器方式を採用することでLTEモバイル回線1契約で最大10台の充電器をOCPPサーバーに連携することが可能となっている。OCPPの採用により、EMOVisionを通じた効率的な充電設備の運用管理と車両管理を実現できる仕組みが構築されているのだ。

新電元のEV充電器のEMOVision連携に関する考察

新電元工業のEV充電器とEMOVisionの連携は、法人向けEV充電インフラの運用効率化という観点で画期的な取り組みといえる。特に通信中継器方式によるOCPP連携は、複数台の充電器を効率的に管理できる点で、導入・運用コストの削減に大きく貢献することが期待できるだろう。

今後の課題として、充電設備の増設に伴うネットワーク負荷の増大や、複数拠点での運用における通信の安定性確保が挙げられる。EMOVisionのプラットフォームとしての拡張性や、京セラみらいエンビジョンの施工ノウハウを活かした導入支援体制の充実が、これらの課題解決の鍵を握ることになるだろう。

将来的には、AIを活用した充電パターンの分析や、再生可能エネルギーの活用を最適化する機能の追加が期待される。新電元工業とEMOVisionの連携は、法人向けEV充電インフラの発展において重要なマイルストーンとなる可能性を秘めている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「新電元のEV充電器4シリーズが法人向け運用監視サービス「EMOVision」とOCPP連携を開始 | 新電元工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000063577.html, (参照 24-12-09).

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