NICEが2024年第3四半期業績を発表、クラウド売上高24%増とAIイノベーションで業界リーダーシップを強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

AIを活用したセルフサービスとオペレーター支援型CXソフトウェアの世界的リーダーであるNICEは、2024年9月30日に終了した第3四半期の業績を発表した。総収益は前年同期比15%増の6億9,000万ドルを達成し、クラウド売上高は前年同期比24%増の5億10万ドルとなっている。^[1]

Non-GAAPベースの営業利益は前年同期比20%増の2億2,080万ドルを達成し、営業利益率は過去最高となる32.0%を記録した。営業キャッシュフローは前年同期比32%増の1億5,900万ドルとなり、クラウドARRは20億ドルを突破している。

NICEは2024年通期のガイダンスについて、総収益を27億1,500万ドルから27億3,500万ドルの範囲と予想し、non-GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は10.95ドルから11.15ドルの範囲になると見込んでいる。2023年度通年と比較して中間値で26%の成長が期待できるだろう。

Non-GAAP財務指標とは、一般会計基準とは異なる企業独自の業績評価指標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

NICEのNon-GAAP財務指標は、株式報酬や買取無形資産償却、買収関連費用などを除外して調整されたGAAP財務指標で構成されている。Non-GAAP財務指標は投資家に事業の財務業績に関する有用な補足情報を提供し、企業の継続的な業績を評価する重要な指標となっている。

NICEの第3四半期業績は、クラウド事業の成長と収益性の向上が顕著な特徴となっている。特にクラウド売上高の24%増という成長率は、企業のクラウドファーストな戦略が功を奏していることを示唆しており、今後も堅調な成長が期待できるだろう。

営業利益率が過去最高の32.0%を達成したことは、事業の収益性が着実に向上していることを示している。一方で、今後の課題として、クラウド移行に伴うコスト管理や競合他社との差別化戦略の維持が重要になってくるだろう。

AIを活用したCXソフトウェア市場におけるNICEの競争力は、継続的なイノベーションによってさらに強化されている。今後は、Copilot、Autopilot、AutosummaryなどのAIサービスの拡充により、市場シェアの拡大と顧客基盤の強化が見込まれる。

^ PR TIMES. 「NICE、クラウド売上高が前年比24%増、総収益およびEPSともにガイダンスの上限を上回る | ナイスジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000099846.html, (参照 24-12-11).

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