三井物産共創基金がNewNorm Design社の建設業界向け脱炭素化プラットフォームに98,000,000円の助成を決定、建設材廃棄物とCO2削減を目指す
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PR TIMES より
記事の要約
- 三井物産共創基金が建設業界の脱炭素化案件を第3号助成案件として選定
- NewNorm Design社のSaaSプラットフォーム「matinno」が助成対象
- 建設材廃棄物の削減とCO2削減に向け98,000,000円を助成
三井物産がNewNorm Design社の建設業界向けサステナブルプラットフォームに助成
三井物産株式会社は2024年12月17日、「建設業界の余剰建設材廃棄物軽減とCO2削減による脱炭素社会実現への挑戦」を三井物産共創基金の第3号助成案件として選定したことを発表した。助成先となるNewNorm Design株式会社は、建設資材のリサイクル・再利用を促進するSaaSプラットフォーム「matinno」を展開している。[1]
世界銀行の報告によると建設廃棄物を含む都市固形廃棄物の年間発生量は2012年の約13億トンから2025年には約22億トンに増加すると予測されており、建設業界における環境負荷の軽減が喫緊の課題となっている。三井物産は98,000,000円の助成金を通じて、建設業界のネットワークやBIM関連プラットフォーム「steelnavi」との連携を支援することで、余剰建設材の再利用促進を目指すことになった。
NewNorm Design社が展開する「matinno」プラットフォームは、建物の設計から解体までのライフサイクル全般でのCO2削減に寄与することを目的としている。建設資材の製造過程及び建設現場で発生した余剰建設材廃棄物の情報を建設材ユーザーに共有し、廃棄せずにリサイクル・再利用することを可能にするシステムだ。
三井物産共創基金による助成案件の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
助成案件名 | 建設業界の余剰建設材廃棄物軽減とCO2削減による脱炭素社会実現への挑戦 |
助成金額 | 98,000,000円 |
助成先企業 | NewNorm Design株式会社(東京都中央区) |
代表者 | ファラ・タライエ 代表取締役社長 |
設立年 | 2021年 |
従業員数 | 6名 |
SaaSプラットフォームについて
SaaSとは「Software as a Service」の略称で、インターネットを通じてソフトウェアを提供するサービス形態のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- インターネット経由でサービスを利用可能
- 初期導入コストを抑えられる
- 常に最新版のソフトウェアを利用可能
建設業界向けSaaSプラットフォームの「matinno」は、建設資材の製造過程から建設現場での使用状況まで一元管理することが可能だ。建設材ユーザーは必要な情報をリアルタイムで共有し、余剰建設材の効率的な活用を実現できるようになっている。
建設業界の脱炭素化プラットフォームに関する考察
建設業界における余剰建設材の削減とCO2排出量の低減は、持続可能な社会の実現に向けた重要な課題となっている。三井物産共創基金による助成は、NewNorm Design社の革新的なプラットフォームを通じて業界全体の環境負荷軽減に貢献することが期待できるだろう。
しかし、建設業界全体での導入には、各企業の既存システムとの連携や、データ共有に関する規約の整備など、様々な課題が存在している。プラットフォームの普及には、業界標準としての地位確立と、使いやすいインターフェースの提供が不可欠となるはずだ。
今後は建設業界のデジタル化が進むことで、余剰建設材の効率的な活用がより一層促進されることが期待される。三井物産のBIM関連プラットフォームとの連携により、建設材の使用状況の可視化と再利用の促進が実現し、業界全体の環境負荷低減に大きく貢献するだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「三井物産共創基金、建設業界の脱炭素社会実現に向けた挑戦への助成決定 | 三井物産株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000088544.html, (参照 24-12-19).
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