ニコンがZ9のファームウェアVer.5.10を公開、シャッターアングル設定機能の追加で動画撮影の操作性が向上
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PR TIMES より
記事の要約
- ニコンZ9のファームウェアVer.5.10を公開
- シャッターモードの角度設定が15段階で可能に
- 輝度情報表示のカスタマイズ機能を強化
ニコンZ9のファームウェアVer.5.10で動画撮影機能が進化
株式会社ニコンは2021年12月に発売したフラッグシップモデルのフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z9」のファームウェアVer.5.10を2024年12月17日に公開した。このアップデートでは動画撮影の機能性を大幅に向上させ、新たに追加された「シャッターモード」によって動画撮影時のシャッターアングルを5.6°から360°までの15段階で設定できるようになっている。[1]
シャッターアングルの設定が可能になったことで、フレームレートを変更する度にシャッタースピードを手動で設定する必要性が解消され、動画制作者の作業効率が大きく向上している。撮影モードMにおいて設定可能なシャッターアングルは、使用するフレームレートに対して最適なモーションブラーを実現するための重要な機能となっているだろう。
動画ユーザーの利便性を追求した機能として、ゼブラ表示の色変更やヒストグラム、ウェーブフォームモニターなどの輝度情報表示のカスタマイズ性も向上している。表示の透明度や位置、大きさを詳細に調整できるようになったことで、コントラストの強いシーンでも適切な露出管理が可能になったのだ。
ニコンZ9のファームウェアVer.5.10の新機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
シャッターモード | 5.6°から360°までの15段階で設定可能 |
シャッターアングル設定条件 | 撮影モードMでのみ使用可能 |
輝度情報表示機能 | 透明度、位置、大きさのカスタマイズが可能 |
ゼブラ表示 | 表示色の変更に対応 |
シャッターアングルについて
シャッターアングルとは、動画撮影における露光時間を角度で表現する単位であり、主に映画やプロフェッショナルな映像制作で使用される概念を指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- フレームレートに依存せず一貫したモーションブラーを実現
- 180度が標準的な設定で自然な動きを表現
- 角度が大きいほどモーションブラーが強調される
シャッターアングルの設定は動画のルック&フィールに大きな影響を与える重要な要素となっている。ニコンZ9のファームウェアVer.5.10では5.6度から360度まで15段階で設定可能になり、フレームレートごとにシャッタースピードを計算する必要がなくなったため、プロフェッショナルな映像制作の効率が大幅に向上するだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z9」用ファームウェアVer.5.10を公開 | 株式会社ニコンイメージングジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000571.000016573.html, (参照 24-12-19).
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