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公開：2024-12-19

フューチャーアーキテクトがFuture OCRを刷新、総括表対応と後続システム連携で精度99.1%を達成

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Future OCRの給与支払報告書読み取りサービスが刷新
• 総括表対応と後続システム連携機能を追加し精度が向上
• 明細表の全項目で平均精度99.1%を達成

フューチャーアーキテクトがFuture OCRの新バージョンをリリース

フューチャーアーキテクト株式会社は給与支払報告書を対象としたAI-OCRプラットフォームサービス「Future OCR」の新バージョンを2024年11月より提供開始した。非定型エンジンとAI-OCRエンジンの改良により明細表の全項目における平均精度が99.1%に到達し、ベリファイ入力時の不一致エラーが従来バージョンと比較して20%減少している。^[1]

総括表への対応も実現し、独自の技術による非定型エンジンを新たに開発することで業界最多となる8項目の読み取りが可能となった。総括表は事前の読み取り位置設定なしに1枚ずつ自動解析し読み取り結果を返却することができ、特に難読項目である氏名カナ項目では姓名分割状態で98.6%の精度を実現している。

読み取り結果のファイルを後続システムが求める仕様に変換する「ファイルレイアウト変換ツール」も新たに提供開始した。さらにAIの信頼度に基づいて確認項目を最適化する「ファストエントリー機能」を備えた入力システムも導入し、自治体職員による給与支払報告書の入力作業の効率化を実現している。

Future OCRの新機能まとめ

Future OCRの詳細はこちら

AI-OCRについて

AI-OCRとは、人工知能技術を活用した光学的文字認識システムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来のOCRと比較して高い認識精度を実現
• 非定型帳票や手書き文字の読み取りにも対応
• 機械学習により継続的な精度向上が可能

AI-OCRは給与支払報告書のような複雑な帳票処理において特に威力を発揮している。地方税ポータルシステムeLTAXの給与支払報告書利用率は2021年度実績で61.5%に留まっており、依然として多くの企業が手作業でのデータ入力を余儀なくされているため、AI-OCRによる業務効率化への期待が高まっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AI-OCRサービス「Future OCR」、給与支払報告書読み取りに総括表対応、後続システムとの連携強化を実現した新バージョンを提供開始 | フューチャー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000749.000004374.html, (参照 24-12-19).

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