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EcoFlowがポータブル電源EFDELTAの全台数回収を発表、後継機DELTA 2への無料交換プログラムを2月から実施予定

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • EcoFlowがポータブル電源EFDELTAの自主回収を発表
  • 異常発煙や発火事象により全製品を回収・交換へ
  • 後継機DELTA 2への無料交換プログラムを2月から開始

EcoFlowがEFDELTAポータブル電源の全台数回収と無料交換を発表

EcoFlow Technology Japanは2025年1月6日、ポータブル電源「EFDELTA」において異常発煙や発火事象が確認されたため、全製品の自主回収および後継機「DELTA 2」への無料交換プログラムを実施すると発表した。2022年8月に生産終了したEFDELTAの対象台数は2万9,000台に上り、消費者保護と事故再発防止の観点から全数回収を決定している。[1]

EFDELTAは2023年7月27日に内蔵リチウムイオン電池の発火による火災事故を起こしており、同年10月20日から同一ロット製品の回収を開始していた。今回のプログラムはその対象範囲を全製品へと拡大するもので、製品本体底面のシールに記載されたDから始まる15桁のシリアルナンバーによって対象製品を確認することができる。

交換用として提供される後継機「DELTA 2」はリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、バッテリーのリサイクル回数がEFDELTAの800回から3000回へと大幅に向上している。EcoFlowは現在、ユーザーに対してEFDELTAのバッテリー残量を0%まで放電し、高温多湿を避けた場所での保管を呼びかけている。

EFDELTAポータブル電源の回収交換プログラム詳細

項目 詳細
対象製品 EcoFlowポータブル電源「EFDELTA」全製品
対象台数 29,000台
受付開始時期 2025年2月予定
交換製品 EcoFlow「DELTA 2」
確認方法 製品底面のDから始まる15桁のシリアルナンバー

リン酸鉄リチウムイオン電池について

リン酸鉄リチウムイオン電池は、従来のリチウムイオン電池と比較して高い安全性と長寿命性能を備えた次世代電池技術である。以下のような特徴が挙げられる。

  • 高い熱安定性と安全性を実現
  • 充放電サイクル寿命が大幅に向上
  • 環境負荷が低く、リサイクル性に優れる

リン酸鉄リチウムイオン電池技術は、ポータブル電源の信頼性向上に大きく貢献している。EcoFlowのDELTA 2に採用されたこの技術により、充放電回数が従来モデルの800回から3000回へと約4倍に増加し、製品の長期使用を可能にしている。

ポータブル電源の製品安全性に関する考察

EcoFlowによる全数回収と無料交換の決定は、製品安全性に対する企業の責任ある対応として評価できる。特に後継機種にリン酸鉄リチウムイオン電池を採用することで、より安全で長期的な使用が可能な製品設計への進化を実現している。

今後のポータブル電源市場においては、製品の安全性と信頼性がより重要な差別化要因となっていくだろう。特に高容量化と小型軽量化の両立が求められる中で、新しい電池技術の採用や厳格な品質管理体制の構築が不可欠となっている。

メーカーには製品の不具合情報を迅速に収集し、適切な対応を取るための体制整備が求められる。さらに、ユーザーへの適切な使用方法の周知や、製品の経年劣化に関する情報提供なども重要な課題となっている。

参考サイト

  1. ^ EcoFlow. 「「EFDELTA」に関するお詫びと自主回収・交換プログラムのお知らせ|EcoFlow JP | EcoFlow JP」. https://www.ecoflow.com/jp/efdelta-recall-and-replacement, (参照 25-01-11).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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