セキュリティ

SECURITY

公開：2025-01-15

スカイコムがSkyPAS ATの販売を開始、製造現場の記録改ざん防止とペーパーレス化を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• スカイコムがSkyPAS ATの販売を開始
• 製造現場の紙帳票の電子化とセキュリティ強化を実現
• 監査証跡の自動記録と改ざん防止機能を搭載

スカイコムがセキュア・ドキュメント共有システムSkyPAS ATを販売開始

株式会社スカイコムは製造現場における記録の不正や改ざんを防止する目的で、マルチデバイス対応のクラウド／オンプレミス型セキュア・ドキュメント共有システムサービスSkyPAS ATを2025年1月10日より販売開始した。本システムは医薬・製薬業界で多数の導入実績を持つSkyPAS 監査証跡をベースに再構築され、顧客ニーズに応える機能追加とセキュリティ強化が図られている。^[1]

SkyPAS ATは検査書や点検表などの帳票を電子化する際に、記録者や記録時刻、記録内容を監査証跡として自動的にデータ記録・保存する機能を実装している。操作権限の詳細な設定や記録の削除防止機能により、データインテグリティの確保と業務効率の向上を同時に実現することが可能だ。

システムの特徴として、WordやExcelなどの既存帳票データをそのまま活用できる点や、電子ペンとタブレット端末による紙と同等の操作性を実現している点が挙げられる。クラウド利用の場合はライセンス契約のみで即時利用が可能であり、導入時のサポート体制も整備されているのだ。

SkyPAS ATの主な機能まとめ

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データインテグリティについて

データインテグリティとは、データのライフサイクル全体において改ざんや偽装を防ぎ、データの完全性と正確性を客観的に担保することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• データの信頼性と一貫性を確保する仕組み
• 記録の作成から保管までの追跡可能性を実現
• 規制要件への準拠と品質管理の基盤を提供

製造現場において品質データや検査結果の信頼性を確保するためには、紙帳票ではなく電子ファイルでの管理が望ましいとされている。SkyPAS ATは監査証跡機能により、誰がいつどのような操作を行ったかを自動的に記録し、データの改ざんや削除を防止することで、データインテグリティの確保に貢献する。

参考サイト

1. ^ 株式会社スカイコム. 「記録の不正や改ざんを防止するドキュメント監査証跡システムサービス『SkyPAS® AT』をリリース | ニュースリリース | お知らせ | PDF技術を自社開発で保有する国産PDF専業メーカー　SKYCOM－株式会社スカイコム」. https://www.skycom.jp/news/release/2025/00293/, (参照 25-01-15).

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