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NTTドコモがドコモメールに迷惑メールフォルダを導入、DMARCポリシーの拡充でセキュリティ強化へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ドコモメールに迷惑メールフォルダを新規導入
  • DMARCポリシーに隔離機能を追加し迷惑メール対策を強化
  • 2025年2月13日から全ユーザーが無料で利用可能

NTTドコモがドコモメールの迷惑メール対策を強化

NTTドコモは顧客の利便性向上とセキュリティ強化を目指し、2025年2月13日よりドコモメールに迷惑メールフォルダを導入することを発表した。これまで有料セキュリティサービスの契約者のみが利用可能だった迷惑メールフォルダ機能が、全てのドコモメールユーザーに無料で提供されることになる。[1]

送信ドメイン認証技術DMARCについては、既存の拒否ポリシーに加えて新たに隔離ポリシーを導入することで、なりすましメールやドコモの判定基準における迷惑メール等を迷惑メールフォルダに振り分けることが可能になる。受信ボックスに届くメールの信頼性が向上し、セキュリティ対策が強化されることになるだろう。

迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは受信から30日経過後に自動で削除される仕組みが導入される。各種サービスの認証メールなどが迷惑メールとして受信拒否されるケースもあったが、迷惑メールフォルダに振り分けられる形で受信できるようになり、ユーザーの利便性が向上することが期待できる。

迷惑メールフォルダとDMARCポリシーの詳細

項目 詳細
導入開始日 2025年2月13日
完全移行日 2025年3月12日
対象ユーザー ドコモメール利用者全員
主な機能 DMARCポリシーによる隔離判定、迷惑メール自動振り分け
保存期間 受信から30日間
料金 無料

DMARCについて

DMARCとはDomain-based Message Authentication, Reporting, and Conformanceの略称で、メールドメインの認証を行い、なりすましメールを防止するための技術規格である。以下のような特徴を持っている。

  • DKIMとSPFを通じたメールドメインの認証機能
  • メールドメインの正規所有者が定めたポリシーに基づく制御
  • なりすましメールの効果的な検出と対策

ドコモメールではこれまでDMARCの拒否ポリシーのみに対応していたが、新たに隔離ポリシーを追加することでより柔軟な迷惑メール対策が可能になる。受信ボックスに届くメールの信頼性向上と、必要なメールの受信漏れ防止を両立することができる。

ドコモメールの迷惑メール対策に関する考察

迷惑メールフォルダの導入により、これまで有料サービスでしか利用できなかった高度な迷惑メール対策が全ユーザーに提供されることは、セキュリティ対策の民主化という観点で大きな意義を持つ。一方で、誤判定により重要なメールが迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性もあり、ユーザーへの適切な告知と教育が必要になるだろう。

DMARCの隔離ポリシー導入は、なりすましメール対策としての効果が期待できる一方で、正規のメールが迷惑メールフォルダに振り分けられるケースも想定される。30日の自動削除期間についても、ユーザーが重要なメールを見落とすリスクがあり、適切な通知機能の実装が望まれる。

今後は機械学習を活用した判定精度の向上や、ユーザーごとの設定カスタマイズ機能の追加など、より高度な迷惑メール対策が期待される。特に企業からの重要なメールと迷惑メールの判別精度向上が重要な課題となるだろう。

参考サイト

  1. ^ docomo. 「ドコモメールに「迷惑メールフォルダ」を追加~準拠する「DMARC」ポリシーも拡充し、さらにあんしん・安全、便利なメールサービスへ~」. https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_250213_00.pdf, (参照 25-02-14).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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