【CVE-2024-57556】store v.2.14.2にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、任意コード実行のリスクが発覚
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記事の要約
- store v.2.14.2のCross Site Scripting脆弱性を発見
- store.deep.jsコンポーネントに任意コード実行の可能性
- CVSSスコア6.1でMedium評価の深刻度に分類
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store v.2.14.2のクロスサイトスクリプティング脆弱性が発覚
MITREは2025年1月23日、nbubna社が開発するJavaScriptライブラリstore v.2.14.2およびそれ以前のバージョンにおいて、クロスサイトスクリプティングの脆弱性【CVE-2024-57556】が発見されたことを公開した。store.deep.jsコンポーネントにおいて、リモートの攻撃者による任意のコード実行が可能となる脆弱性が確認されている。[1]
CISAによる分析では、この脆弱性の悪用は自動化可能であり、部分的な技術的影響が予想されることが明らかになった。CVSSスコアは6.1を記録し、深刻度はMediumと評価されており、ネットワークからの攻撃が可能で攻撃条件の複雑さは低いとされている。
この脆弱性は、CWE-79(Webページ生成時の入力の不適切な無効化によるクロスサイトスクリプティング)に分類されている。攻撃には特権は不要だが、ユーザーの関与が必要とされており、機密性と完全性への影響が限定的であることが報告されている。
store v.2.14.2の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-57556 |
影響を受けるバージョン | store v.2.14.2以前 |
影響を受けるコンポーネント | store.deep.js |
CVSSスコア | 6.1(Medium) |
CWE分類 | CWE-79 |
技術的影響 | 部分的 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションにおける重大なセキュリティ上の脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる状態を指す。以下のような特徴が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- ユーザーのセッション情報や個人情報が漏洩するリスクがある
本脆弱性では、store.deep.jsコンポーネントにおいて、入力値の適切な検証や無害化処理が行われていないことが問題となっている。CVSSベクトルによると、ネットワークを介した攻撃が可能で、攻撃の複雑さは低いものの、実際の攻撃にはユーザーの操作が必要とされている。
store v.2.14.2の脆弱性に関する考察
store v.2.14.2の脆弱性は、JavaScriptライブラリの安全性確保における重要な課題を浮き彫りにしている。オープンソースライブラリの利用が一般的となった現代のWeb開発において、依存関係のあるコンポーネントの脆弱性管理は非常に重要な課題となっているが、開発者の意識向上と定期的なセキュリティ監査の実施が不可欠だろう。
今後は、自動化された脆弱性スキャンツールの導入やセキュリティテストの強化が求められる。特にJavaScriptライブラリのセキュリティ対策として、入力値の厳密な検証やサニタイズ処理の実装、定期的なセキュリティアップデートの適用が重要となるだろう。
また、開発者コミュニティとの連携強化により、脆弱性の早期発見と修正が期待される。セキュリティ研究者との協力体制を構築し、継続的な脆弱性診断とパッチ適用の仕組みを確立することで、より安全なライブラリの提供が可能になるはずだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-57556, (参照 25-02-15).
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