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SCSKがCatoクラウド向け日本語AIチャットボットを開発、マニュアル検索時間70%削減とサポート業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • SCSKがCatoクラウド向け日本語AIチャットボットを開発
  • マニュアル検索時間を約70%削減する効果を確認
  • サポート窓口への問い合わせ30%がAIで解決可能に

SCSKがCatoクラウド向け日本語AIチャットボットの提供を開始

SCSK株式会社は2025年2月14日、イスラエルCato NetworksのSASEソリューション「Catoクラウド」に関する問い合わせに特化した日本語AIチャットボットの提供を開始した。このAIチャットボットは、Catoクラウドの技術情報を横断的に収集するRAG環境を構築し、生成AIを活用した日本語の対話形式で情報を提供することで、顧客の疑問に迅速かつ正確に回答する仕組みとなっている。[1]

SCSKは2019年よりCatoクラウドのライセンス提供を開始し、現在50社以上の顧客が利用している状況だ。同社は日本語によるマニュアル・FAQサイト、サポート窓口などの独自のマネージドサービスを提供してきたが、Cato Networksが提供する英語のマニュアルやドキュメントは情報量が多く、必要な情報への到達が困難という課題があった。

このAIチャットボットの導入により、これまでSCSKのサポート窓口への問い合わせ内容の約30%がAIチャットボットで解決可能となり、Catoクラウドに関するドキュメントを検索する時間が約70%削減されることが確認された。参照した情報のリンク先も合わせて回答することで、回答内容の確からしさを示すとともに、詳細情報の取得を容易にしている。

AIチャットボットの機能まとめ

項目 詳細
対応言語 日本語(情報ソースは英語/日本語切替可能)
主な機能 RAGを活用した技術情報の横断的収集と回答
効果 ドキュメント検索時間70%削減、問い合わせ30%解決
参照情報 Catoクラウドマニュアル、独自制作コンテンツ

SASEについて

SASEとは「Secure Access Service Edge」の略称で、ネットワークとセキュリティを統合管理する新たなフレームワークを指す。以下のような特徴を持っている。

  • ネットワーク機能とセキュリティ機能の統合管理
  • クラウドベースのセキュリティフレームワーク
  • 2019年にガートナーが提唱した新しい概念

SASEは従来の個別管理されていたネットワークとセキュリティの機能を統合し、クラウドベースで提供する新しいアプローチだ。CatoクラウドはこのSASEの概念に基づいて設計されており、WANの最適化やセキュリティ機能を統合的に提供することで、効率的なネットワーク管理を実現している。

参考サイト

  1. ^ SCSK株式会社. 「Cato クラウドの問い合わせに対応する AI チャットボットを提供開始~お客様がドキュメントを検索する時間を約 70%削減~ 」. https://www.scsk.jp/news/2025/pdf/20250214.pdf, (参照 25-02-18).

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