京都にP2/BSL2対応のシェアラボ新設、ライフサイエンス研究の拠点として期待

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

京都にP2/BSL2対応のシェアラボ新設、ライフサイエンス研究の拠点として期待

PR TIMES より


記事の要約

  • 京都市左京区に新たなシェア型ウェットラボを設置
  • P2/BSL2対応の高度な実験環境を整備
  • ライフサイエンス分野の研究開発を支援

Share Lab EVER SHIMOGAMOの新設によりライフサイエンス研究が加速

ワットエバー株式会社とEVER株式会社は、ライフサイエンスやバイオテクノロジー分野の研究開発を支援する高度な実験施設「Share Lab EVER SHIMOGAMO」を2025年4月より京都市左京区下鴨にて運営開始する。P2/BSL2対応の実験環境を備え、研究者やスタートアップ企業に向けた先進的な研究環境を提供することになった。[1]

近年の再生医療や低分子医薬、分子生物学などの分野における研究開発の急速な進展に対し、京都市内では適切なラボスペースが不足している状況が続いていた。新施設は総面積約200㎡、29ベンチを備え、24時間利用可能なプランも用意されており、研究者の多様なニーズに応える体制を整えている。

利用料金は月額13万円からのStarter Planをはじめ、Standard Plan、Premium Plan、Professional Planまで幅広いプランを提供している。共用スペースにはラウンジエリアやカフェエリア、オンライン面談ブース、シャワールームなども完備され、研究者の快適な研究環境を実現している。

Share Lab EVER SHIMOGAMOの施設概要

項目 詳細
総面積 約200㎡
実験ベンチ数 29ベンチ
利用可能時間 Premium Plan・Professional Planは24時間利用可能
料金プラン Starter Plan:月額¥130,000~
共用設備 ラウンジ、カフェ、オンライン面談ブース、シャワールーム
アクセス 叡山電鉄・京阪電車「出町柳」駅より徒歩6分
施設の詳細はこちら

P2/BSL2について

P2/BSL2とは、生物学的な実験施設の安全度レベルを示す国際基準のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 病原体や遺伝子組換え生物の取り扱いが可能な安全設備
  • 実験室の封じ込め機能による周辺環境の保護
  • 研究者の安全を確保する設備基準

研究施設においてP2/BSL2レベルの実験室は、微生物や遺伝子組換え実験を安全に行うための重要な設備となっている。Share Lab EVER SHIMOGAMOではこの基準に適合した実験環境を整備することで、高度な研究開発のニーズに応えることが可能となった。

Share Lab EVER SHIMOGAMOに関する考察

京都市内における研究施設の不足という課題に対し、P2/BSL2対応の高度な実験環境を備えた施設の新設は画期的な取り組みである。特に京都大学や京都府立医科大学に近接した立地は、産学連携や研究者間の交流を促進する上で大きな利点となるだろう。

一方で、研究施設の運営には高度な安全管理体制の維持が不可欠となり、長期的な視点での施設管理が課題となる可能性がある。研究者のニーズに応じた柔軟な利用プランの提供と、安全性の確保との両立が重要になってくるだろう。

今後は単なる実験スペースの提供にとどまらず、研究者間のネットワーキングや共同研究の促進、スタートアップ支援など、研究エコシステムの中核となる施設としての発展が期待される。施設を起点とした新たなイノベーションの創出に向け、運営側の積極的な支援体制の構築が望まれる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「京都に新設、P2/BSL2対応のシェアラボ「Share Lab EVER SHIMOGAMO」2025年4月始動! | ワットエバー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000103037.html, (参照 25-02-19).

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