【CVE-2025-1209】code-projects Wazifa System 1.0にクロスサイトスクリプティング脆弱性が発見、早急な対応が必要に
記事の要約
- code-projects Wazifa System 1.0にXSS脆弱性が発見
- 脆弱性はCVE-2025-1209として識別され公開
- firstname/lastnameパラメーターの操作で攻撃が可能
code-projects Wazifa System 1.0のクロスサイトスクリプティング脆弱性
VulDBは2025年2月12日、code-projects Wazifa System 1.0のsearch_resualts.phpファイルにおいて、クロスサイトスクリプティング脆弱性を発見したことを公開した。この脆弱性は【CVE-2025-1209】として識別され、firstname/lastnameパラメーターの操作により悪用される可能性があることが判明している。[1]
この脆弱性の深刻度はCVSS v4.0で5.1(MEDIUM)と評価されており、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされている。また特権レベルは低く必要とされるものの、攻撃を成功させるにはユーザーの操作が必要となることも明らかになっている。
CVSSの評価によると、機密性への影響は無く、完全性への影響は限定的であることが示されている。また、この脆弱性は既に公開されており、攻撃コードも利用可能な状態となっているため、早急な対応が推奨されるだろう。
code-projects Wazifa System 1.0の脆弱性評価まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
公開日 | 2025年2月12日 |
影響を受けるバージョン | Wazifa System 1.0 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79)、コードインジェクション(CWE-94) |
CVSS評価 | CVSS v4.0: 5.1(MEDIUM)、CVSS v3.1: 3.5(LOW)、CVSS v3.0: 3.5(LOW)、CVSS v2.0: 4.0 |
影響を受けるコンポーネント | /search_resualts.phpのsearchuser機能 |
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。この脆弱性が存在すると、以下のような問題が発生する可能性がある。
- ユーザーのセッション情報の窃取が可能
- Webサイトの表示内容の改ざんが可能
- フィッシング詐欺などの攻撃に悪用される可能性
code-projects Wazifa System 1.0で発見された脆弱性は、ユーザー検索機能のfirstname/lastnameパラメーターを悪用することで、任意のスクリプトを実行できる状態となっている。この脆弱性は既に公開されており、攻撃コードも利用可能な状態であるため、影響を受けるバージョンを使用している場合は早急な対応が必要だ。
Wazifa System 1.0の脆弱性に関する考察
code-projects Wazifa System 1.0の脆弱性は、基本的なWebセキュリティ対策の重要性を再認識させる事例となっている。特にユーザー入力を処理する際の入力値の検証やエスケープ処理の不備は、クロスサイトスクリプティング攻撃を引き起こす主要な原因となることが多く、開発段階での十分なセキュリティテストの実施が不可欠だろう。
この脆弱性の対策として、入力値のバリデーションの強化やHTMLエスケープの徹底、そしてコンテンツセキュリティポリシー(CSP)の適切な設定が有効である。また、同様の脆弱性を防ぐためには、セキュアコーディングガイドラインの整備や定期的なセキュリティ監査の実施が重要になってくるだろう。
今後は、オープンソースプロジェクトにおけるセキュリティレビューの強化や、脆弱性報告プロセスの整備が求められる。特にユーザー認証機能を持つシステムでは、定期的な脆弱性診断の実施や、セキュリティアップデートの迅速な提供体制の確立が重要な課題となってくるはずだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1209, (参照 25-02-21).
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