【CVE-2024-13459】WordPressプラグインFuseDesk 6.6.1に認証済みXSS脆弱性、Contributor権限で悪用の可能性
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記事の要約
- FuseDesk 6.6.1以前に認証済みXSS脆弱性が発見
- Contributor以上の権限で任意のスクリプトが実行可能
- WordPressプラグインの入力検証に不備
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WordPressプラグインFuseDesk 6.6.1の脆弱性
Wordfenceは2025年2月12日、WordPressプラグインFuseDeskの6.6.1以前のバージョンにおいて、格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性が発見されたことを公開した。FuseDeskのfusedesk_newcaseショートコードにおいて、ユーザー入力の検証と出力のエスケープが不十分であることが原因となっている。[1]
この脆弱性は、ContributorレベルもしくはそれよりもHigherな権限を持つ認証済みユーザーによって悪用される可能性があることが判明している。攻撃者は任意のWebスクリプトをページに挿入することが可能であり、ユーザーがそのページにアクセスした際にスクリプトが実行される危険性が指摘されている。
CVSSスコアは6.4(Medium)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク経由、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、攻撃には特権レベルが必要だが、ユーザーの関与は不要とされており、スコープは変更ありと判定されている。
FuseDesk 6.6.1の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13459 |
影響を受けるバージョン | 6.6.1以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
必要な権限 | Contributor以上 |
影響範囲 | 任意のWebスクリプト実行が可能 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける代表的な脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切に検証されずにWebページに出力される
- 攻撃者は任意のJavaScriptコードを実行可能
- Cookieの窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に利用される
格納型XSSは特に深刻な脆弱性として知られており、悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され続ける特徴がある。FuseDeskの脆弱性では、fusedesk_newcaseショートコードを介して挿入されたスクリプトが永続的に保存され、ページにアクセスする度に実行されることで、継続的な攻撃が可能となっている。
FuseDeskの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があることから、開発者側の継続的なセキュリティ対策が必要不可欠である。特にContributorレベルの権限で悪用可能な脆弱性は、複数の執筆者が存在するサイトにおいて深刻な影響をもたらす可能性が高いだろう。
今後はプラグイン開発において、入力値の検証やエスケープ処理の徹底、そしてセキュリティテストの強化が求められる。WordPressコミュニティ全体でのセキュリティ意識の向上と、脆弱性情報の共有体制の整備が重要になってくるだろう。
また、サイト管理者はプラグインの更新管理を徹底し、定期的なセキュリティ監査を実施する必要がある。WordPressの広範な普及を考えると、プラグインのセキュリティ品質向上は今後さらに重要性を増すと考えられる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13459, (参照 25-02-21).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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