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公開：2025-02-26

アクサルタが次世代多角型分光測色機Axalta Irus Scanを発売、特許技術で正確な調色を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• アクサルタが次世代多角型分光測色機を新発売
• マイナス角度技術で効果色を正確に読み取り
• 光沢測定機能内蔵で塗膜表面を正確に計測

アクサルタが多角型分光測色機Axalta Irus Scanを発売

世界的な塗料メーカーのアクサルタは、板金塗装事業者向けの次世代多角型分光測色機「Axalta Irus Scan」を2025年2月25日に日本向けに発売することを発表した。この新製品は昨年9月にグローバルで先行発売され、車両の塗色を科学的に測定し、水性ベースコートと溶剤ベースコートの測色および配合を正確に出力することが可能になっている。^[1]

アクサルタが特許を保有する「マイナス角度」技術を活用することで、多くの車両に使用されている無彩色の効果色をこれまでより正確に読み取ることが可能になった。また、業界初となる光沢測定機能を内蔵しており、塗膜表面やクリヤーコートのグロス状態をより正確に把握することができるようになっている。

高解像度のRGBカメラを搭載し、塗色の光輝性を測定してアクサルタのカラー配合データ検索システムに送信することで、200万件以上の塗色配合データから最適な配合を出力する仕組みとなっている。この機能により、調色工程の所要時間が短縮され、より多くの車両補修塗装を効率的に処理することが可能になるのだ。

Axalta Irus Scanの主な機能まとめ

分光測色機について

分光測色機とは、物体の色を科学的に測定するための装置であり、光の波長ごとの反射率や透過率を測定することで色を数値化する機器のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 光の波長別の反射率を正確に測定可能
• 色を数値データとして客観的に評価
• 製品の品質管理や色の標準化に活用

自動車塗装業界において分光測色機は、正確な色の再現性を確保するために不可欠なツールとなっている。アクサルタのAxalta Irus Scanは、従来の分光測色機の機能に加えて光沢測定機能を統合し、より精密な色彩管理を実現することで、作業効率の向上と資源の有効活用に貢献するものとなっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「アクサルタ、板金塗装事業者向けの次世代の多角型分光測色機「Axalta Irus Scan（アクサルタ・アイラス・スキャン）」を新発売 | アクサルタ コーティング システムズ合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000006669.html, (参照 25-02-26).

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