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【CVE-2024-13834】WordPress用プラグインResponsive Plusに重大な脆弱性、内部サービスへの不正アクセスのリスクが発生

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用プラグインResponsive Plusに脆弱性発見
  • version 3.1.4以前にSSRF脆弱性が存在
  • 認証済みユーザーが内部サービスに不正アクセス可能

Responsive Plus 3.1.4のSSRF脆弱性

WordPressのテーマ用プラグイン「Responsive Plus – Starter Templates, Advanced Features and Customizer Settings for Responsive Theme」において、version 3.1.4以前のバージョンでSSRF脆弱性が発見された。この脆弱性は2025年2月15日に公開され、CVE-2024-13834として識別されている。[1]

脆弱性はremote_request機能に存在しており、認証済みユーザー(Contributor以上の権限を持つ)が任意の場所へのウェブリクエストを実行できる状態となっていた。この脆弱性を悪用されると、攻撃者は内部サービスの情報を取得したり改ざんしたりする可能性があるだろう。

CVSSスコアは5.4(深刻度:中)と評価されており、攻撃者は認証を必要とするものの技術的な複雑さは低いとされている。セキュリティ研究者のFrancesco Carlucciによって発見されたこの脆弱性は、プラグインの開発元であるcyberchimpsによって対応が進められているところだ。

Responsive Plus 3.1.4の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13834
影響を受けるバージョン 3.1.4以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 Server-Side Request Forgery (SSRF)
CVSSスコア 5.4 (MEDIUM)
必要な権限 Contributor以上
影響 内部サービスへの不正アクセスと情報改ざんの可能性

Server-Side Request Forgeryについて

Server-Side Request Forgery(SSRF)とは、攻撃者がサーバーを介して任意のHTTPリクエストを送信できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 内部ネットワークへのアクセスが可能になる
  • サーバーの権限で外部リソースにアクセスできる
  • ファイアウォールをバイパスして重要システムにアクセス可能

WordPressプラグインにおけるSSRF脆弱性は、プラグインの機能を利用して内部ネットワークやクラウドメタデータサービスなどへの不正アクセスを可能にする。攻撃者は認証されたユーザーアカウントを使用して、通常はアクセスできない内部システムの情報を取得したり、サービスを操作したりする可能性があるだろう。

Responsive Plusの脆弱性に関する考察

WordPress用プラグインのResponsive Plusにおける脆弱性発見は、プラグインのセキュリティ管理の重要性を再認識させる出来事となった。特に認証済みユーザーによる攻撃が可能な点は、内部犯行のリスクを高めており、アクセス権限の適切な制御と監視体制の強化が求められるだろう。

この脆弱性の対策として、プラグインの開発者はリクエスト先のホワイトリスト化やアクセス制御の強化を検討する必要がある。同時にWordPressサイトの管理者は、使用していないプラグインの削除や定期的なアップデート、ユーザー権限の見直しなど、総合的なセキュリティ対策を実施すべきだ。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発時のセキュリティレビューやコードの品質管理をより厳格化する必要があるだろう。WordPressエコシステム全体でセキュリティ意識を高め、開発者とユーザーの双方が協力してセキュアな環境を維持することが重要となる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13834, (参照 25-02-27).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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