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公開：2025-03-19

BIPROGYがGROWTH VERSEと資本業務提携を締結、AIを活用したデータ利活用基盤の強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• BIPROGYとGROWTH VERSEが資本業務提携を締結
• 基幹システムとAIの知見を活用したデータ管理を実現
• One to Oneマーケティングの高度化を支援

BIPROGYとGROWTH VERSEが資本業務提携を締結、データ活用基盤の強化へ

BIPROGY株式会社は2025年3月14日、AIサービスを提供するGROWTH VERSE株式会社と資本業務提携を締結したことを発表した。BIPROGYは1980年代から小売業務支援システムを提供しており、マーチャンダイジングプロセスを包括的に実現する小売業向けMDシステム「CoreCenter for retail」などの実績を持つ。^[1]

両社のプロダクトはAPI連携によりシームレスに統合され、GROWTH VERSEの「AIMSTAR」とBIPROGYの各種サービスとのデータ連携が強化される。この連携により、データ分析の精度向上とマーケティング活動の高度化が実現されることになった。

さらに両社は、BIPROGYの業務知識やデータとGROWTH VERSEのAI技術を融合させた新サービスの共同開発を進めていく。顧客ごとに最適化された情報を的確に訴求することで、顧客満足度と購買率を同時に引き上げられるAIサービスの開発を目指すことになった。

資本業務提携の概要まとめ

One to Oneマーケティングについて

One to Oneマーケティングとは、顧客一人一人の特性や行動パターンを分析し、個別にカスタマイズされたアプローチを行うマーケティング手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 顧客データの詳細な分析に基づく個別対応
• AIを活用した効率的な顧客セグメンテーション
• パーソナライズされた商品・サービス提案

BIPROGYとGROWTH VERSEの提携により、社内に散在する様々なデータを集約しAIで高度な分析を行うことで、One to Oneマーケティングを一気通貫で実現することが可能となる。この取り組みにより、顧客ごとに最適化された情報を個別に訴求し、購買体験の向上を実現することができる。

BIPROGY×GROWTH VERSEの資本業務提携に関する考察

BIPROGYが持つ小売業向けシステムの開発実績とGROWTH VERSEのAI技術の組み合わせは、小売業界のデジタル化を加速させる可能性を秘めている。特にデータの安全な保管から利活用までを一気通貫で支援できる点は、多くの小売企業が抱えるデータ活用の課題解決に貢献するだろう。

今後の課題として、異なるシステム間でのデータ連携における整合性の確保や、個人情報保護への配慮が挙げられる。API連携によるシームレスな統合を実現するためには、データ形式の標準化やセキュリティ対策の強化が必要となってくるだろう。

両社の提携により、小売業界におけるAI活用の新たなモデルケースが生まれる可能性がある。特に顧客データの分析精度向上による購買体験の最適化は、今後の小売DXにおける重要なベンチマークとなることが期待される。

参考サイト

1. ^ BIPROGY株式会社. 「データ蓄積からAI を活用したデータ利活用までを一気通貫で支援するためGROWTH VERSE と資本業務提携を締結 」. https://www.biprogy.com/pdf/news/nr_250314.pdf, (参照 25-03-19).

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