【CVE-2025-28861】WP jQuery Persian Datepickerに深刻な脆弱性、CSRFからストアドXSSの危険性が判明
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記事の要約
- WP jQuery Persian Datepickerに深刻な脆弱性
- CSRFからストアドXSSの脆弱性が発見
- version 0.1.0以前のバージョンが対象
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WP jQuery Persian Datepicker 0.1.0のCSRF脆弱性
WordPressプラグインのWP jQuery Persian Datepickerにおいて、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)からストアドXSSを引き起こす深刻な脆弱性が2025年3月11日に報告された。この脆弱性は【CVE-2025-28861】として識別されており、CVSSスコアは7.1(HIGH)と評価されている。[1]
この脆弱性はバージョン0.1.0以前のWP jQuery Persian Datepickerに影響を及ぼすことが判明しており、攻撃者が特権を必要とせずに悪用できる可能性がある。攻撃の成功には利用者の操作が必要となるものの、クロスサイトスクリプティング攻撃により機密情報の漏洩やシステムの改ざんなどの被害が発生する可能性が指摘されている。
脆弱性の発見者はPatchstack Allianceに所属するNguyen Xuan Chienであり、CISAによる評価では攻撃の自動化は不可能とされているものの、技術的な影響は部分的に存在すると判断されている。Patchstackは脆弱性の詳細情報をデータベースで公開し、ユーザーに対して注意を呼びかけている。
WP jQuery Persian Datepickerの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-28861 |
影響を受けるバージョン | 0.1.0以前 |
CVSSスコア | 7.1 (HIGH) |
脆弱性の種類 | CSRF to Stored XSS |
必要な特権 | 不要 |
発見者 | Nguyen Xuan Chien (Patchstack Alliance) |
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クロスサイトリクエストフォージェリについて
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が正規ユーザーに意図しない操作を実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 正規ユーザーのセッション情報を悪用した攻撃が可能
- ユーザーの意図しない操作を強制的に実行
- Webアプリケーションの重要な機能が悪用される危険性
CSRFはCWE-352として分類される深刻な脆弱性であり、特にWordPressプラグインのような広く使用されているソフトウェアでは重大な影響を及ぼす可能性がある。WP jQuery Persian Datepickerの場合、CSRFを経由してストアドXSSが実行可能となり、攻撃者による持続的な攻撃の足がかりとなる危険性が指摘されている。
WP jQuery Persian Datepickerの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者だけでなく訪問者にも影響を及ぼす可能性があり、特にCSRFとXSSの組み合わせは深刻な被害をもたらす可能性がある。WP jQuery Persian Datepickerの場合、ユーザーの操作を必要とするものの特権なしで攻撃が可能であり、多くのWordPressサイトで使用されている可能性を考えると、早急な対策が必要だろう。
プラグイン開発者には、セキュリティバイデザインの考え方に基づいた開発プロセスの見直しが求められる。特にCSRFトークンの実装やXSS対策などの基本的なセキュリティ対策を徹底することで、同様の脆弱性の再発を防ぐことが可能になるはずだ。
また、WordPressサイト運営者には、使用しているプラグインの定期的なアップデートチェックと、セキュリティ情報の収集が不可欠となる。プラグインの選定時には、開発者のセキュリティへの取り組み姿勢や、アップデート頻度なども考慮に入れる必要があるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-28861, (参照 25-03-29). 1320
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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