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【CVE-2025-28868】WordPress用プラグインZipList Recipe 3.1にCSRF脆弱性、中程度のセキュリティリスクが判明

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインZipList Recipeにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性
  • バージョン3.1以前の全バージョンが影響を受ける
  • CVSSスコア4.3のセキュリティリスク

WordPress用プラグインZipList Recipe 3.1のCSRF脆弱性

WordPressのレシピ管理プラグインZipList Recipe 3.1以前のバージョンにおいて、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が発見され、2025年3月11日に公開された。この脆弱性はCVE-2025-28868として識別されており、CVSSスコアは4.3(MEDIUM)と評価されている。[1]

この脆弱性は攻撃者がユーザーの操作を必要とするものの、特別な権限なしに悪用可能であることが特徴だ。影響を受けるバージョンは3.1以前の全てのバージョンであり、脆弱性の発見者はPatchstack Allianceに所属するNguyen Thi Huyen Trang氏である。

セキュリティ評価によると、この脆弱性は自動化された攻撃には適していないものの、システムに部分的な影響を与える可能性がある。SSVCの評価では、技術的な影響は部分的であり、エクスプロイトの自動化は不可能とされている。

ZipList Recipe 3.1の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-28868
影響を受けるバージョン 3.1以前の全バージョン
CVSSスコア 4.3(MEDIUM)
攻撃条件 特権不要、ユーザー操作必要
技術的影響 部分的
発見者 Nguyen Thi Huyen Trang(Patchstack Alliance)

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、正規のユーザーになりすまして不正なリクエストを送信する脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの認証情報を悪用して不正な操作を実行
  • ユーザーの意図しない操作を強制的に実行させる
  • Webアプリケーションの重要な機能を悪用可能

CSRFは特に認証済みのユーザーを標的とした攻撃に使用され、攻撃者は被害者のブラウザに保存された認証情報を利用して不正な操作を実行することが可能だ。ZipList Recipe 3.1の脆弱性では、攻撃者がユーザーの操作を必要とするものの、特別な権限なしにこの手法を悪用できる状態にある。

WordPress用プラグインZipList Recipeの脆弱性に関する考察

ZipList Recipe 3.1の脆弱性は、CVSSスコアこそ中程度であるものの、WordPressの広範な利用状況を考えると看過できない問題である。特に認証情報を必要としない攻撃が可能という特徴は、潜在的な被害の規模を拡大させる要因となり得るだろう。

今後の対策として、プラグイン開発者はCSRFトークンの実装やリクエストの検証強化など、セキュリティ対策の徹底が求められる。また、WordPressコミュニティ全体としても、類似の脆弱性を防ぐためのガイドラインの整備や、開発者向けのセキュリティ教育の強化が必要となってくるだろう。

長期的な視点では、WordPressエコシステムにおけるセキュリティレビューの強化や、自動化されたセキュリティテストの導入が重要となる。プラグインの品質管理をより厳格化することで、同様の脆弱性の発生を未然に防ぐことが可能となるはずだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-28868, (参照 25-03-29).
  2. 1312

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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