【CVE-2024-13558】NP Quote Request for WooCommerceに未認証での情報漏洩の脆弱性、バージョン1.9.179以前に影響
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記事の要約
- NP Quote Request for WooCommerceに脆弱性が発見
- バージョン1.9.179以前で未認証での情報漏洩が可能
- CVSSスコア7.5のHigh深刻度の脆弱性
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NP Quote Request for WooCommerceに深刻な脆弱性
Wordfenceは2025年3月20日、WordPressプラグイン「NP Quote Request for WooCommerce」にInsecure Direct Object Reference(IDOR)の脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は未認証の攻撃者が見積もり要求の内容を読み取ることを可能にするもので、【CVE-2024-13558】として識別されている。[1]
この脆弱性はユーザー制御可能なキーに対する検証が欠如していることに起因しており、バージョン1.9.179以前のすべてのバージョンに影響を与える。CVSSv3.1での評価では、スコア7.5のHigh(高)深刻度と判定されており、早急な対応が求められる状況だ。
脆弱性の影響範囲は機密情報の漏洩に限定されており、整合性や可用性への影響は報告されていない。攻撃の実行には特別な権限や条件は必要とされず、ネットワークを介してリモートから攻撃可能であることが特徴となっている。
NP Quote Request for WooCommerceの脆弱性概要
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13558 |
影響を受けるバージョン | 1.9.179以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | Insecure Direct Object Reference |
CVSSスコア | 7.5(High) |
攻撃条件 | 認証不要、リモートから攻撃可能 |
影響範囲 | 機密情報の漏洩 |
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Insecure Direct Object Referenceについて
Insecure Direct Object Reference(IDOR)とは、アプリケーションが直接オブジェクトへの参照を適切に保護していない脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザー入力値による直接的なリソースアクセスが可能
- アクセス制御の検証が不十分または欠如
- 認証されていないユーザーによる情報漏洩のリスク
IDORの脆弱性は、CWE-639としても知られており、Authorization Bypass Through User-Controlled Keyに分類される。この種の脆弱性は、特にWordPressプラグインにおいて頻繁に発見され、未認証の攻撃者による機密情報へのアクセスを可能にする深刻な問題となっている。
NP Quote Request for WooCommerceの脆弱性に関する考察
WooCommerceプラグインの脆弱性は、ECサイトの運営者にとって特に深刻な問題となる可能性が高い。見積もり要求には顧客の個人情報や取引に関する機密情報が含まれている可能性があり、情報漏洩が発生した場合のビジネスへの影響は甚大になることが予想される。
この脆弱性の特徴として、認証を必要としないリモートからの攻撃が可能である点が挙げられる。この状況を改善するためには、アクセス制御の強化やユーザー入力値の厳密な検証の実装が不可欠であり、開発者側での迅速な対応が求められている。
長期的な対策としては、プラグイン開発時のセキュリティレビューの強化やユーザー認証機能の改善が重要となる。WordPressプラグインのセキュリティ対策は、エコシステム全体の信頼性に関わる重要な課題であり、継続的な監視と改善が必要だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13558, (参照 25-04-01). 1515
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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