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公開：2025-04-01

名古屋鉄道がCentX共創プログラム2024のパートナー企業を選定、MaaSアプリの機能拡充による地域活性化を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 名古屋鉄道がCentX共創プログラム2024のパートナー企業2社を選定
• BashowとpalanとCentXのサービス強化に向けた実証実験を開始
• 駅周辺情報とARデジタルスタンプラリーの新機能を提供

名古屋鉄道のCentXアプリがデジタルプラットフォームとして進化

名古屋鉄道は地域共創のデジタルプラットフォームとしてさらなる発展を目指し、CentX共創プログラム2024において株式会社Bashowと株式会社palanの2社をパートナー企業として2025年3月28日に選定した。本実証実験は名鉄オープンイノベーションLabの活動の一環として取り組まれるものだ。^[1]

Bashowとの実証実験では、豊橋駅や東岡崎駅など計10駅を対象に、駅周辺の最新おすすめスポット情報を提供する機能を3月31日から9月30日まで実施する。乗換案内や「マイ駅」として登録した駅の周辺情報が表示され、画面をタップすることで詳細情報の閲覧が可能になるだろう。

palanとの実証実験では、名鉄名古屋駅・金山駅・神宮前駅周辺の8カ所のスポットを巡るARデジタルスタンプラリーを4月1日から6月30日まで開催する。過去話題となった衣装を着用したARナナちゃん人形が登場し、スタンプ獲得数に応じて施設で使える割引クーポンなどの特典が提供される。

CentX共創プログラム2024の実証実験まとめ

CentXアプリの詳細はこちら

MaaSについて

MaaSとは「Mobility as a Service」の略称で、様々な交通手段による移動をひとつのサービスとして捉え、シームレスな移動を実現するための概念である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数の交通手段を一元的に検索・予約・決済可能
• 利用者のニーズに応じた最適な移動手段の提案
• 地域の交通サービスのデジタル化と利便性向上

名古屋鉄道のCentXは、エリア版MaaSアプリとして地域の移動需要の創出や立ち寄り促進を目指している。駅周辺情報の提供やARスタンプラリーなどの機能を通じて、単なる移動手段の提供を超えた地域共創のデジタルプラットフォームとしての進化を遂げようとしている。

CentX共創プログラム2024に関する考察

名古屋鉄道のCentXは単なる乗換案内アプリからの脱却を図り、地域に根差したデジタルプラットフォームとしての可能性を広げている。特にBashowとの連携による駅周辺情報の提供は、移動需要の創出や地域活性化につながる重要な取り組みとなるだろう。

一方で、実証実験の成功には利用者の継続的な参加が不可欠であり、情報の鮮度維持や特典の魅力度向上が課題となる可能性がある。ARスタンプラリーについても、初期の話題性を継続的な利用につなげられるかが重要な焦点となるだろう。

今後はさらなるパートナー企業との連携拡大や、実証実験の結果を踏まえた新機能の追加が期待される。地域の特性を活かしたコンテンツ開発や、より多くの利用者が参加したくなるような仕組みづくりが、CentXの発展における重要な鍵を握ることになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「CentX共創プログラム2024」の選定企業2社と「CentX」のサービス強化・拡充に向けた実証実験を実施します | 名古屋鉄道株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000323.000089084.html, (参照 25-04-01).
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