マルチブックがリース資産管理システムに多段階リース料設定機能を搭載、2027年新基準への対応力が向上

PR TIMES より
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記事の要約
- マルチブックがリース資産管理システムに新機能を追加
- 最大600段階の多段階リース料設定が可能に
- 2027年からの新リース会計基準に対応
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マルチブックのリース資産管理システムが多段階リース料設定機能を搭載
株式会社マルチブックは2025年4月24日、グローバルクラウドERP「multibook」において、最大600段階のリース料設定が可能な新機能「多段階リース料設定機能」の提供を開始した。この機能は大手製造業からの実務要件をもとに開発され、毎年金額が変動するリース契約やフリーレント期間を含む複雑な契約にも柔軟に対応することが可能となった。[1]
グローバルクラウドERP「multibook」は12カ国語・多通貨・複数帳簿に対応しており、製造・商社・飲食・建設など多業種にわたる35ヵ国600社以上での導入実績がある。新機能により使用権資産やリース債務の計上仕訳、毎月の支払利息計算、減価償却費の計上など、複雑な経理業務の自動化が実現されている。
本機能は物流業界における倉庫や輸配送車両の契約管理、エネルギー・インフラ業界における発電設備やプラント施設の超長期契約、医療機関の高額医療機器リースなど、幅広い業界での活用が期待されている。2027年4月からの新リース会計基準強制適用に向けて、企業の制度対応を支援することが可能だ。
多段階リース料設定機能の特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
提供開始日 | 2025年4月24日 |
対応段階数 | 最大600段階 |
主な機能 | 使用権資産・リース債務の計上、支払利息・減価償却費の計算、条件変更時の振替仕訳 |
対応業界 | 製造業、物流業界、エネルギー・インフラ業界、医療機関など |
導入実績 | 35ヵ国600社以上 |
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IFRS第16号について
IFRS第16号とは、国際会計基準審議会が定めるリース取引に関する会計基準のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- リース取引を資産・負債として認識する基準
- 使用権資産とリース債務の両建て計上が必要
- リース期間や支払条件の変更にも対応が必要
新リース会計基準は2027年4月からの強制適用が予定されており、企業の経理・財務部門での準備が本格化している。multibookの多段階リース料設定機能は、この新基準に対応するための機能を備えており、特に複雑な契約条件を持つ長期リースの管理を支援することが可能だ。
多段階リース料設定機能に関する考察
本機能の最大の利点は、最大600段階という柔軟な料金設定が可能な点と、複雑な契約条件への対応力の高さにある。特に長期のリース契約において、フリーレント期間の設定や料金の段階的な変更に対応できることは、企業の実務担当者の負担を大きく軽減することにつながるだろう。
今後の課題として、グローバル展開における各国の会計基準への対応や、既存システムからの移行時のデータ連携が挙げられる。これらの課題に対しては、各国の会計専門家との連携強化や、データ移行支援ツールの開発などが有効な解決策となり得るだろう。
将来的には、AIを活用した契約書からの自動データ抽出機能や、より詳細な分析レポートの自動生成機能など、さらなる自動化・効率化を実現する機能の追加が期待される。企業のDX推進と業務効率化を支援する基幹システムとして、さらなる進化を遂げることが望まれる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「マルチブック、リース資産管理システムに「最大600段階の多段階リース料設定」機能を搭載 | 株式会社マルチブックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000173.000015843.html, (参照 25-04-25). 2421
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