経済

ECONOMY

公開：2024-12-19

SBIレオスひふみとスコラが金融教育の合弁会社フィナップを設立、2025年春からオンライン講座を展開へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SBIレオスひふみとスコラが合弁会社フィナップを設立
• 2025年春から金融・経済・投資教育をオンラインで提供
• 藤野英人氏が学長を務める講座を開講予定

フィナップの設立と金融教育事業の展開計画

SBIレオスひふみ株式会社とスコラ株式会社は、金融・経済・投資教育事業を展開する合弁会社フィナップ株式会社を2024年11月22日に設立した。代表取締役社長には田村啓樹氏が就任し、本社を東京都千代田区に置いて事業を展開していく方針である。^[1]

フィナップ設立の背景には、インフレ経済への移行に伴う投資教育の重要性の高まりと、SNS型投資詐欺の急増という社会課題が存在している。新NISAの開始により投資への関心は高まっているものの、知識不足や不安から投資を躊躇する層が一定数存在するのが現状だ。

フィナップは2025年春ごろをめどに、SBIレオスひふみ株式会社代表の藤野英人氏が学長を務めるオンライン講座を開講する予定だ。基本的な経済・金融知識を学ぶ「レオス ベーシック スクール」を中心に、ユーザーのニーズに合わせた複数のコースを展開していく方針である。

フィナップの事業概要まとめ

フィナップの詳細はこちら

金融リテラシーについて

金融リテラシーとは、金融・経済に関する知識や判断力のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 資産形成や投資に関する基礎的な知識と理解力
• 金融商品のリスクとリターンを適切に評価する能力
• 詐欺や不正な投資勧誘から身を守るための判断力

金融リテラシーの向上は、インフレ経済下での資産形成において重要性を増している。SNS型投資詐欺の被害が拡大する中、正しい金融知識を身につけることで、適切な投資判断や詐欺被害の防止にもつながるのだ。

フィナップの金融教育事業に関する考察

フィナップの設立は、投資教育の必要性が高まる中で、資産運用会社とeラーニング企業の強みを活かした取り組みとして評価できる。オンラインでの提供により、地理的な制約なく多くの人々が金融教育を受けられるようになることは、金融包摂の実現に向けた重要な一歩となるだろう。

今後の課題として、受講者の学習継続性の維持や、個人の理解度に応じたコンテンツの提供が挙げられる。金融教育は一度の学習で完結するものではなく、市場環境の変化に応じた継続的な学習が必要となるため、長期的な学習支援の仕組みづくりが重要になってくるだろう。

フィナップには、金融教育の提供を通じて投資詐欺の防止にも貢献することが期待される。特にSNS上での詐欺被害が増加している現状を踏まえ、実践的な事例を交えた教育コンテンツの提供や、最新の詐欺手法に関する情報発信も重要な役割となってくるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「金融・経済・投資教育事業を手がけるフィナップ株式会社設立のお知らせ | SBIレオスひふみ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000138772.html, (参照 24-12-19).

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