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アトアと神戸デジタル・ラボが画像AIによる飼育生物の行動分析システムを共同開発、カピバラの行動データをリアルタイムに可視化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

アトアと神戸デジタル・ラボが画像AIによる飼育生物の行動分析システムを共同開発、カピバラの行動データをリアルタイムに可視化

PR TIMES より


記事の要約

  • アトアが飼育生物の行動分析にAIを活用する実証実験を開始
  • 神戸デジタル・ラボと共同でカピバラの行動を自動分析するシステムを開発
  • グランフロント大阪で実証実験の成果を展示

アトアと神戸デジタル・ラボによるAI活用の実証実験

神戸の港の水族館アトアは、飼育生物の行動分析技術の開発を目指し、神戸デジタル・ラボと共同で画像AIを活用した実証実験を2023年4月1日より開始した。IT人材育成事業の一環として進められている本プロジェクトでは、展示エリアの天井にカメラを設置してカピバラの行動を記録し、物体検出AIを用いてリアルタイムな行動分析を実現している。[1]

実証実験では神戸市内の4校から9名の学生がインターンシップとして参加しており、現場環境の確認からAIモデルの構築、アプリケーションの作成まで一貫して携わっている。AIによる分析システムは飼育員の負担を増やすことなく、カピバラの位置や移動距離、移動速度などの行動履歴を自動的にデータ化することが可能となった。

開発された行動分析システムの成果と進捗は、グランフロント大阪アクティブラボの「大学都市KOBE!発信プロジェクト」ブースにて2024年12月13日から2025年4月20日まで展示される。展示は入場無料で、一般の来場者も自由に見学できるようになっている。

画像AIを活用した行動分析システムの概要

項目 詳細
開発開始日 2023年4月1日
実証実験対象 カピバラ
システム構成 天井設置カメラ1台、クラウド連携、物体検出AI
分析データ 位置情報、移動距離、移動速度
展示期間 2024年12月13日~2025年4月20日
展示場所 グランフロント大阪アクティブラボ3階

アノテーションについて

アノテーションとは、AIの学習に使用するデータをAIが正しく認識できるように加工する作業のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 画像内の検出対象を長方形で囲い、タグを付与
  • AIの学習精度向上に不可欠な前処理工程
  • データの特徴や属性を明確化する基礎作業

本実証実験では、展示エリアで撮影された動画から切り出した静止画に対してアノテーション作業を行い、カピバラの検出精度を向上させている。アノテーションによって作成された教師データは、AIモデルの学習とチューニングに活用され、リアルタイムな物体検出を可能にしている。

飼育生物の行動分析AIに関する考察

画像AIを活用した飼育生物の行動分析システムは、飼育員の業務効率化とデータの客観的な収集を両立させる画期的な取り組みである。特に動物へのストレスを最小限に抑えながらデータを取得できる点は、生物の福祉の観点からも高く評価できるだろう。

今後の課題として、天候や照明条件の変化によるAIの認識精度への影響や、複数の個体が密集した際の識別問題が考えられる。解決策としては、赤外線カメラの併用や、より高度な個体識別アルゴリズムの導入が有効かもしれない。

将来的には他の飼育生物への展開や、ヒートマップによる行動パターンの可視化など、さらなる機能拡張が期待される。水族館における生物の行動研究と展示の両面で、AIの活用がもたらす可能性は計り知れないものがあるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「【アトア│神戸の港の水族館】画像AIを用いて飼育生物の行動分析に挑戦!IT人材育成事業で(株)神戸デジタル・ラボと共同開発 | 株式会社アクアメントのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000084116.html, (参照 24-12-19).

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