カンロが新中期経営計画2030を発表、グミライン新設と米国展開で事業拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

カンロが長期ビジョン「Kanro Vision 2.0」を発表
朝日工場のグミライン新設で生産能力を約5割増強
米国市場への本格参入を推進し事業拡大へ

カンロが新中期経営計画2030を発表、グミ事業拡大と米国展開を加速

カンロ株式会社は2024年決算・新中期経営計画発表会を2月7日に実施し、長期ビジョン「Kanro Vision 2.0」と2030年に向けた新中期経営計画を発表した。グミ市場売上No.1ブランドのピュレグミやカンデミーナグミなどを展開するカンロは、2024年に過去最高の売上高と利益を達成している。^[1]

新たな長期ビジョン「Kanro Vision 2.0」では「Sweetな瞬間を創り続けることで人々と社会に笑顔を」をビジョンに掲げ、4つのバリューを通じて実現を目指すことになった。このビジョンの実現に向けて策定された中期経営計画2030では、国内グミ事業を中心とした成長戦略と持続的成長のための事業領域拡張を進めていく方針だ。

具体的な施策として、朝日工場を増築してグミラインを新設し、生産能力を約5割増強する計画を打ち出している。また米国市場への本格参入を目指し、現地法人の設立やピュレグミの輸出を開始することで売上拡大を図ることになった。さらに顧客とのエンゲージメント強化を目指し、LTV向上型モデルの構築も推進していく。

カンロの中期経営計画2030の主要戦略まとめ

	国内事業戦略	海外展開	事業基盤強化
主な施策	グミライン新設による生産能力増強	米国市場への本格参入	マルチチャネル・DtoC化推進
実施時期	2027年7月稼働予定	2025年から開始	継続的に実施
期待効果	生産能力約5割増	海外売上の拡大	顧客エンゲージメント向上

LTVについて

LTVとは「Life Time Value（ライフタイムバリュー）」の略称で、顧客が特定の企業やブランドと取引を行う期間内にもたらす経済的価値のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

顧客一人あたりの生涯価値を数値化して評価
顧客維持率と購買頻度が重要な指標
長期的な収益性を測定する経営指標として活用

カンロの新中期経営計画では、LTV向上型モデルの構築を目指し、統括的なコミュニケーションによるCX向上を通じてカンロのファンを醸成する取り組みを展開している。この施策により、顧客との継続的な関係構築と収益性の向上を実現することが期待されている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「長期ビジョン「Kanro Vision 2.0」と2030年に向けた新中期経営計画を発表　カンロ「2024年決算・新中期経営計画」発表会を実施 | カンロ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000581.000041274.html, (参照 25-02-11).

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