【CVE-2025-24957】WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性が発見、バージョン3.2.12で修正完了
記事の要約
- WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性が発見
- get_detalhes_socio.phpエンドポイントが影響を受ける
- バージョン3.2.12で修正済み、アップグレードを推奨
WeGIA 3.2.12未満のバージョンでSQLインジェクションの脆弱性
慈善団体向けWebマネージャーWeGIAにおいて、get_detalhes_socio.phpエンドポイントにSQLインジェクションの脆弱性が2025年2月3日に公開された。認証済みの攻撃者が任意のSQLクエリを実行し、機密情報へのアクセスや削除が可能になる深刻な脆弱性として【CVE-2025-24957】が割り当てられている。[1]
この脆弱性はCVSS v4.0で最高スコアの10.0(CRITICAL)と評価されており、攻撃条件の複雑さは低く、特権や利用者の関与も不要とされている。攻撃が成功した場合、機密性、整合性、可用性のすべてで深刻な影響を及ぼす可能性が指摘されているだろう。
LabRedesCefetRJ社は対策としてバージョン3.2.12をリリースし、この脆弱性を修正した。影響を受けるバージョン3.2.12未満のWeGIAを使用している組織は、早急にアップグレードを実施することが推奨されている。この脆弱性に対する回避策は現時点で存在していない。
WeGIA 3.2.12の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-24957 |
影響を受けるバージョン | 3.2.12未満 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
CVSSスコア | 10.0(CRITICAL) |
影響を受けるエンドポイント | get_detalhes_socio.php |
修正バージョン | 3.2.12 |
SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベースに不正なSQLコマンドを挿入し、データの改ざんや情報漏洩を引き起こす攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
- データベースの内容を不正に取得・改ざん・削除が可能
- 認証回避やバックドア作成にも悪用される可能性
WeGIAで発見された脆弱性は、get_detalhes_socio.phpエンドポイントのid_socioパラメータにおけるSQLインジェクションの問題だ。この脆弱性を利用すると、認証された攻撃者が任意のSQLクエリを実行し、データベース内の機密情報にアクセスしたり、データを削除したりすることが可能となる。
WeGIAの脆弱性対応に関する考察
WeGIAは慈善団体向けのWebマネージャーであり、多くの重要な個人情報や機密データを扱う可能性が高いため、今回のような深刻な脆弱性の発見は重要な警鐘となるだろう。特にCVSSスコアが最高値の10.0を記録していることから、攻撃の容易さと影響の大きさが明確になっており、早急な対応が必要不可欠だ。
今後の課題として、エンドポイントに対する入力値の検証やサニタイズ処理の強化が挙げられる。SQLインジェクション対策として、プリペアドステートメントの使用やORM(オブジェクトリレーショナルマッピング)の導入を検討することで、より安全なアプリケーション開発が可能になるだろう。
WeGIAの開発チームには、定期的なセキュリティ監査の実施や、脆弱性スキャンツールの導入も推奨される。継続的なセキュリティ対策の強化により、慈善団体の業務を支えるプラットフォームとしての信頼性向上が期待されるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24957, (参照 25-02-18).
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