2024年のIPO企業数が86社で3年連続100社下回る、AIやDX関連企業の上場が目立つ

PR TIMES より
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記事の要約
- 2024年のIPO企業数は86社で3年連続100社下回る
- 東京地下鉄が9,500億円の大型上場を実現
- AIやDX関連、人材サービス企業の上場が目立つ
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2024年のIPO市場動向と特徴的な企業上場
帝国データバンクは企業概要データベース「COSMOS2」を用いて2024年の国内IPO市場の動向を分析し2月27日に発表した。2024年のIPO企業数は前年から10社減少して86社となり、3年連続で100社を下回る結果となったが、東京地下鉄が約9,500億円の大型上場を実現し2018年のソフトバンク以来の規模を記録している。[1]
市場別の内訳では東証グロースが全体の74.4%を占め前年から5.6ポイント上昇しており、高い成長可能性を持つ企業の上場が増加している。また初値が公開価格を上回った企業は63社で全体の73.3%を占め、前年比3.5ポイント上昇したことから、IPO企業への投資家の期待感が高まっている。
業種別では情報サービス業が全体の18.6%でトップとなり、AIソリューションやDX支援サービスを提供する企業が目立っている。また深刻な人手不足を背景に、スポットワーク仲介のタイミーなど人材関連サービスを提供する企業の上場も注目を集めているのだ。
2024年IPO企業の特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
IPO企業数 | 86社(前年比10社減) |
最大規模上場 | 東京地下鉄(約9,500億円) |
市場別構成比 | 東証グロース74.4%、東証スタンダード15.1% |
業種別トップ | 情報サービス18.6%(16社) |
スタートアップ比率 | 40.7%(35社) |
社長平均年齢 | 50.8歳(前年比0.8歳低下) |
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スタートアップ企業について
スタートアップ企業とは、革新的なビジネスモデルや技術を持ち、急成長を目指す新興企業のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 独自の技術やビジネスモデルによる市場開拓
- 外部からの資金調達による急速な成長戦略
- IPOやM&Aによる出口戦略の設定
2024年のIPO企業86社のうち、スタートアップ企業は35社で全体の40.7%を占めている。タイミーやTerra Droneなど革新的なサービスを提供する企業が目立ち、特に20代の経営者による大型資金調達や世界的な評価を受ける企業も登場している。
2024年のIPO市場に関する考察
2024年のIPO市場において特筆すべき点は、AIやDXソリューション関連企業の上場が引き続き市場をけん引していることだ。これらの企業は高い成長性と技術力を持ち、特にIPO企業の56.4%が3年後に売上高1.5倍以上になる可能性が高いと予測されており、今後の成長が期待できる。
一方で、市場環境の不安定さや金利上昇の影響により、特に財務基盤が弱いスタートアップ企業にとってはIPOのタイミング判断が難しくなっている。実際にスタートアップ企業の上場比率は前年から21.8ポイント低下しており、この傾向は今後も続く可能性が高い。
2025年は銅製錬大手のJX金属など大型IPOが予定されているものの、米国の政策動向や地政学的リスクなど不確実性も存在する。資金調達方法の多様化や上場基準の厳格化も進む中、IPO市場の構造的な変化にも注目が集まるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「2024年の新規上場は86社、3年連続で100社を下回る AIやDX関連ほか、人手不足を背景に「人材関連サービス」目立つ | 株式会社帝国データバンクのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001027.000043465.html, (参照 25-02-28).
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