【CVE-2025-0177】Javo CoreプラグインにWordPress管理者権限を奪取できる深刻な脆弱性が発見、早急な対応が必要に
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記事の要約
- Javo Coreプラグインに特権昇格の脆弱性が発見
- バージョン3.0.0.080まで全てのバージョンが影響
- 未認証の攻撃者が管理者権限を取得可能
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Javo Core 3.0.0.080の特権昇格の脆弱性
WordPressプラグインのJavo Coreにおいて、バージョン3.0.0.080以前の全てのバージョンで特権昇格の脆弱性が発見され、2025年3月8日に公開された。この脆弱性は新規アカウント登録時にユーザーが自身の権限を設定できる問題があり、未認証の攻撃者が管理者権限を持つアカウントを作成できる深刻な問題となっている。[1]
CVSSスコアは9.8のクリティカルであり、攻撃の複雑さは低く特別な権限も必要としないため、攻撃の成功率が非常に高いと評価されている。この脆弱性はCVE-2025-0177として識別され、CWEによる脆弱性タイプは不適切な特権管理(CWE-269)に分類されている。
WordFenceによって報告されたこの脆弱性は、影響を受けるバージョンのJavo Coreプラグインを使用している全てのWordPressサイトに影響を及ぼす可能性がある。脆弱性の発見者であるTonn finderによって詳細な報告が行われ、CISAによってもSSVCアセスメントが実施されている。
Javo Core脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-0177 |
影響バージョン | 3.0.0.080以前の全バージョン |
深刻度 | クリティカル (CVSS 9.8) |
脆弱性の種類 | 特権昇格 (CWE-269) |
影響 | 未認証の攻撃者による管理者権限の取得が可能 |
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特権昇格について
特権昇格とは、システムやアプリケーションにおいて通常のユーザーが本来持つべきでない権限を不正に取得することを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- システム管理者レベルの権限を不正に取得可能
- 重要なシステムリソースへの不正アクセスが可能
- システム全体のセキュリティを危険にさらす可能性
Javo Coreの脆弱性では、未認証の攻撃者が新規アカウント登録時に管理者権限を自由に設定できる問題が存在する。この脆弱性を悪用されると、攻撃者はWordPressサイトの完全な制御権を獲得し、サイトの改ざんやマルウェアの配布、個人情報の窃取など、深刻な被害をもたらす可能性がある。
Javo Core脆弱性に関する考察
WordPressプラグインにおける特権昇格の脆弱性は、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題となっている。特にJavo Coreの脆弱性は、攻撃の複雑さが低く特別な権限も必要としないため、攻撃者による悪用のリスクが非常に高いと考えられる。サイト管理者は早急にプラグインのアップデートや代替策の検討を行う必要があるだろう。
今後のWordPressプラグイン開発においては、ユーザー権限の管理に関する厳密なセキュリティレビューが不可欠となる。特に新規アカウント登録機能を実装する際は、権限の昇格が不正に行われないよう、適切なアクセス制御の実装が求められる。プラグイン開発者はセキュリティベストプラクティスに従った開発を徹底すべきだ。
また、WordPressサイトの管理者は定期的なセキュリティアップデートの確認と適用を習慣化する必要がある。プラグインの選定においても、開発元のセキュリティへの取り組みや更新頻度を考慮に入れることで、同様の脆弱性による被害を未然に防ぐことができるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0177, (参照 25-03-25). 1444
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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