【CVE-2025-28860】WordPress用プラグインGoogle News Editors Picks Feed Generatorに深刻な脆弱性、CSRFからXSSが可能に
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記事の要約
- Google News Editors Picks Feed Generatorに重大な脆弱性
- CSRF経由でXSSの実行が可能な状態が判明
- バージョン2.1以下のすべてのバージョンが影響を受ける
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WordPress用プラグインGoogle News Editors Picks Feed Generator 2.1までの脆弱性
PPDPurveyorが開発するGoogle News Editors Picks Feed Generatorにおいて、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)を介してストアドXSSが実行可能な深刻な脆弱性が2025年3月11日に公開された。この脆弱性は全バージョンからバージョン2.1までのプラグインに影響を及ぼすことが判明している。[1]
CVSSスコアは7.1を記録しており、リスク評価は「HIGH」に分類されている。この脆弱性の特徴として、攻撃者は特別な権限を必要とせずにネットワーク経由で攻撃を実行できるが、ユーザーの操作を必要とする点が挙げられるだろう。
脆弱性の発見者はPatchstack Allianceに所属するAbdi Pranata氏であり、CISAによる評価では攻撃の自動化は「none」とされている。また、技術的な影響度は「partial」と評価されており、早急な対策が推奨される状況となっている。
WordPress用プラグインの脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けるバージョン | 全バージョンから2.1まで |
CVSSスコア | 7.1(HIGH) |
脆弱性の種類 | CSRF to Stored XSS |
攻撃の前提条件 | ネットワークアクセス可能、特権不要、ユーザー操作必要 |
技術的影響度 | partial |
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クロスサイトリクエストフォージェリについて
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、正規のユーザーになりすまして不正なリクエストを送信する攻撃のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの認証情報を悪用して不正な操作を実行
- 被害者のブラウザを経由して攻撃を実行
- 正規のセッションを利用するため検知が困難
Google News Editors Picks Feed Generatorの脆弱性では、CSRFを経由してストアドXSSを実行することが可能となっている。この組み合わせは特に危険であり、攻撃が成功した場合、永続的なスクリプトの埋め込みやユーザーデータの窃取などの深刻な被害につながる可能性がある。
WordPress用プラグインの脆弱性に関する考察
Google News Editors Picks Feed Generatorの脆弱性は、WordPressプラグインのセキュリティ管理の重要性を改めて浮き彫りにしている。特にCSRFとXSSの組み合わせは、ユーザーの操作を必要とするものの、一度攻撃が成功すると永続的な影響を及ぼす可能性があるため、プラグイン開発者はセキュリティチェックの強化が求められるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発時のセキュリティレビューの強化やCSRFトークンの適切な実装が必要となってくる。特にニュースフィード関連のプラグインは情報発信に関わるため、XSS対策を含めた入力値の適切なサニタイズ処理の実装が重要になってくるだろう。
また、WordPressサイト運営者にとっては、使用しているプラグインの定期的なアップデートチェックやセキュリティ情報の監視が一層重要になってくる。プラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす可能性があるため、包括的なセキュリティ対策の一環として捉える必要がある。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-28860, (参照 25-03-26). 1399
- Google. https://blog.google/intl/ja-jp/
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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