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公開：2025-03-29

9社が北海道札幌蓄電合同会社を設立し系統用蓄電池事業を開始、2050年カーボンニュートラルの実現に向け前進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 9社が北海道札幌蓄電合同会社を設立
• 系統用蓄電池事業で再生可能エネルギーの導入拡大を推進
• 2025年3月27日に安全祈願祭を開催し約60名が参加

9社による系統用蓄電池事業の開始と安全祈願祭の開催

四電エンジニアリング、青木あすなろ建設、東日本旅客鉄道など9社は2025年3月27日、北海道札幌蓄電合同会社を設立し系統用蓄電池事業を開始することを発表した。本事業は令和6年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金の交付決定を受けて実施されるものだ。^[1]

系統用蓄電システムは余剰電力の有効活用および需給調整力を供給することで電力系統の安定化に寄与する重要な役割を担っている。この蓄電所の設置により、再生可能エネルギーの導入拡大と温室効果ガスの削減を推進し、2030年のエネルギーミックスおよび2050年のカーボンニュートラル達成に貢献することが期待できるだろう。

同日に北海道札幌市内で開催された安全祈願祭には事業関係者および工事関係者約60名が参加した。工事の無事故・無災害・高品質での完遂を祈願し、事業の本格的な開始に向けて関係者の結束を強める機会となっている。

北海道札幌蓄電合同会社の概要

系統用蓄電システムについて

系統用蓄電システムとは、電力系統に接続される大規模な蓄電設備のことで、主に再生可能エネルギーの導入拡大を支援する役割を持っている。以下のような特徴が挙げられる。

• 余剰電力を効率的に蓄積し有効活用が可能
• 電力需給の調整力として系統安定化に貢献
• 再生可能エネルギーの変動を吸収し安定供給を実現

系統用蓄電システムは再生可能エネルギーの不安定な発電量を補完する重要なインフラとして注目を集めている。天候に左右される太陽光発電や風力発電の出力変動を調整し、電力系統の安定運用を実現することで、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを加速させる役割を担っているのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「系統用蓄電池事業の開始に向け北海道札幌蓄電合同会社を設立、安全祈願祭を開催 | 青木あすなろ建設株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000122569.html, (参照 25-03-29).
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