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ケンコー・トキナーがスリック社製の新型三脚プロ700/500 DX-IVを発売、AMT合金採用で軽量化と高機能を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ケンコー・トキナーがスリック社製の新型三脚プロ700/500 DX-IVを発売、AMT合金採用で軽量化と高機能を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • ケンコー・トキナーがスリック社製の新型三脚2機種を発売
  • 大型三脚「プロ 700 DX-IV」と中型三脚「プロ 500 DX-IV」を展開
  • AMT合金採用で軽量化とプロ仕様の機能性を実現

スリック社の新型プロ仕様三脚2機種が4月11日に発売

株式会社ケンコー・トキナーは、スリック株式会社製造の新製品となる大型三脚「スリック プロ 700 DX-IV」と中型三脚「プロ 500 DX-IV」を2025年4月11日より販売開始する。メーカー希望小売価格は、プロ 700 DX-IVが55,000円(税別)、プロ500 DX-IVが45,000円(税別)に設定されている。[1]

両機種共通の特徴として、スリック独自の軽合金パイプ「AMT合金(アルミ・マグネシウム・チタン合金)パイプ」を採用し、優れた軽量化と高い安定性を実現している。プロ仕様のレバー式脚ロックにはアルミダイカストを採用し、3段階開脚機構と分割式エレベーターによって低いアングルでの撮影にも対応可能だ。

プロ700 DX-IVは全高1,920mmのハイアングル撮影に対応し、パイプ径30.2mmで高い安定性を確保している。一方のプロ500 DX-IVは全高1,665mmで、パイプ径26.8mmながら安定性と携帯性を両立している。両機種ともに専用の3ウェイ雲台とケースが付属するのが特徴である。

新型プロ仕様三脚の機能比較

プロ 700 DX-IV プロ 500 DX-IV
価格(税別) 55,000円 45,000円
全高 1,920mm 1,665mm
パイプ径 30.2mm 26.8mm
地上最低高 395mm 345mm
付属雲台 SH-837雲台 SH-706雲台

AMT合金について

AMT合金は、アルミニウム、マグネシウム、チタンを組み合わせた革新的な軽合金素材である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 肉厚わずか0.8mmで従来素材同等の強度を実現
  • 溝入り構造による強度と精度の向上
  • 三脚の軽量化と安定性を両立

スリックが独自に開発したAMT合金パイプは、プロフェッショナル向け三脚に求められる堅牢性と携帯性を高次元で実現している。溝入り構造を採用することで、さらなる強度アップと高精度な製品仕上がりを可能にしている。

スリック新型三脚に関する考察

プロフェッショナル向け三脚において、軽量化と安定性の両立は長年の課題であったが、AMT合金パイプの採用によってこの課題を克服している。独自開発の合金技術と溝入り構造により、従来の三脚では実現できなかった高い携帯性と堅牢性を実現しているのが特徴だ。

今後は耐久性と価格のバランスが課題となる可能性がある。新素材の採用により製造コストが上昇し、結果として製品価格に影響を与える可能性が考えられる。しかし、プロフェッショナル向け製品として高い性能を維持しつつ、コスト削減の工夫を重ねることで、より幅広い層への普及が期待できるだろう。

また、AMT合金技術のさらなる発展により、より小型・軽量な三脚の開発も期待される。特に、モバイル機器の高性能化に伴い、スマートフォンやミラーレスカメラに最適化された新しい三脚の登場が待たれる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「スリック独自の軽合金パイプ採用大型三脚「プロ 700 DX-IV」、中型三脚「プロ 500 DX-IV」 | 株式会社ケンコー・トキナーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001440.000008859.html, (参照 25-04-07).
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