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公開：2025-04-10

IHIが変革人財育成プログラム「IHIアカデミー」を創設、2025年度までに600名の人財輩出を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• IHIが人財育成プログラム「IHIアカデミー」を創設
• 「変革人財」600名の輩出を2025年度までに目指す
• 揚羽がブランディングと振り返りイベントを支援

IHIアカデミーによる変革人財育成プログラムの展開

株式会社IHIは2023年4月に「グループ人財戦略2023」を策定し、社長直轄で「IHIアカデミー」を設立した。170年以上の歴史を持つ総合重工業グループであるIHIは、グローバル市場の変化や技術革新に対応するため、変革をリードできる人財育成を急務と位置付けている。^[1]

IHIアカデミーでは「挑む、越える、解き放つ」をスローガンに掲げ、経営人財育成と高度専門人財育成の2本柱でプログラムを展開している。経営人財育成では公募制のアクションラーニングを実施し、高度専門人財育成では品質、設計、生産、知財の各分野における専門研修を通じて戦略策定力の強化を図っている。

コーポレートブランディング支援を行う株式会社揚羽は、IHIアカデミーのインナーブランディングと振り返りイベントの運営を支援した。ファーストペンギンとセカンドペンギンをモチーフにしたロゴやショートムービーを制作し、社内への発信強化に貢献している。

IHIアカデミーのプログラム内容まとめ

IHIアカデミーの詳細はこちら

アクションラーニングについて

アクションラーニングとは、実際の業務課題に取り組みながら学習を進める実践的な育成手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 実務に直結した課題解決型の学習方法
• グループワークを通じた相互学習の促進
• 理論と実践の統合による効果的なスキル習得

IHIアカデミーでは、このアクションラーニングを通じて受講者の学びや成長意欲を高めている。受講者からは固定観念にとらわれない新しい視点の獲得や、志を同じくする仲間とのネットワーク形成といった具体的な成果が報告されている。

IHIアカデミーの人財育成プログラムに関する考察

IHIアカデミーの人財育成プログラムは、従来の研修制度と異なり、経営人財と高度専門人財の両面からアプローチしている点が画期的である。特に公募制を採用することで、意欲的な人材の発掘と育成を同時に実現できる可能性が高く、組織全体の活性化にもつながるだろう。

一方で、600名という具体的な数値目標の達成には、プログラムの質の維持と量的拡大のバランスが課題となる可能性がある。経営人財育成と高度専門人財育成の両プログラムにおいて、育成の質を担保しながら規模を拡大していく必要があるだろう。

今後は、育成された人財が実際の業務でどのように変革を推進していくかが重要な鍵となる。プログラム修了後のフォローアップ体制の構築や、育成された人財同士のネットワークを活用した組織横断的な取り組みの促進が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「〈IHI〉人財育成プログラムの創設で「変革人財」600名の輩出を目指す | 株式会社揚羽のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000038921.html, (参照 25-04-10).
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