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公開：2024-12-11

マネーフォワードがクラウド債務支払でデジタルインボイスに対応、中堅・上場企業のバックオフィス業務効率化を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• マネーフォワード クラウド債務支払がデジタルインボイスに対応
• デジタルでの請求書受領による業務効率化を実現
• 中堅・上場企業向けの債務管理システムを強化

マネーフォワード クラウド債務支払のデジタルインボイス対応開始

株式会社マネーフォワードは、中堅・上場企業向け債務管理システム『マネーフォワード クラウド債務支払』においてデジタルインボイス対応を2024年12月9日に開始した。マネーフォワード クラウド請求書やクラウドBox、クラウド会計、クラウド確定申告に続き、デジタルインボイスの受領機能が債務支払にも追加されている。^[1]

デジタルインボイス対応により、請求書をデータとして受領することで仕訳作成や請求書保管などの業務効率化が可能になった。マネーフォワード クラウド債務支払は請求書やワークフロー管理に関わる業務を効率化する債務管理システムとして、購買・発注や請求書の支払における申請・承認・決裁のワークフローをクラウド上で完結できるようになっている。

デジタルインボイスの利用を開始するにはPeppol IDの追加が必要となり、法人番号やGLN、適格請求書発行事業者番号を使用してマネーフォワード クラウドの管理コンソール画面から作成することができる。デジタルインボイスは請求業務をデータの送受信で完結できる手法であり、仕訳候補の自動生成や支払処理、入金消込といった業務の効率化が見込まれている。

デジタルインボイス対応の詳細

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Peppol IDについて

Peppol IDとは、デジタルインボイスの送受信に必要な識別子のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 法人番号やGLNを使用して作成可能
• 適格請求書発行事業者番号での作成に対応
• 管理コンソール画面から簡単に追加できる仕組み

マネーフォワード クラウド債務支払では、Peppol IDを活用することでデジタルインボイスの受領が可能になり、請求書受領からワークフロー管理までの一連の業務をデジタル化できる。システムの導入により紙の稟議書や請求書の回覧が不要になり、ペーパーレスやハンコレスでの運用が実現できるようになった。

デジタルインボイス対応に関する考察

マネーフォワード クラウド債務支払のデジタルインボイス対応は、中堅・上場企業のバックオフィス業務のデジタル化を促進する重要な一歩となるだろう。取引数の多い企業がデジタルインボイスに対応することで、請求書受領業務の効率化だけでなく、国内企業全体におけるデジタルインボイスの普及にも貢献することが期待できる。

今後は請求データの蓄積による与信判断や金融サービスとの連携など、新たなビジネス機会の創出も期待される。SaaSと金融サービスがシームレスに繋がる世界の実現に向け、より多くの企業がデジタルインボイスを導入することで、業務効率化の波が広がっていくことだろう。

デジタルインボイスの普及には、導入企業の増加と共に、システムの使いやすさや互換性の向上が重要な課題となる。マネーフォワードには、今後も企業のデジタル化を支援する機能の拡充や、異なるシステム間での円滑なデータ連携の実現に向けた取り組みを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「『マネーフォワード クラウド債務支払』、デジタルインボイスの受領に対応 | 株式会社マネーフォワードのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001360.000008962.html, (参照 24-12-11).

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