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公開：2024-12-13

京王グループの感性AI株式会社が触覚的質感を定量化するAIサービスMateriaLinkを開発、素材メーカーの製品開発効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 京王グループが素材の質感を定量化するAIサービスを発表
• 感性AI MateriaLinkで素材メーカーの開発をサポート
• オノマトペとAIで素材の触り心地を数値化

感性AI MateriaLinkによる素材の質感定量化プラットフォームの提供開始

京王グループの感性AI株式会社は素材の触覚的質感を定量化・可視化する技術を活用したプラットフォームサービス「感性AI MateriaLink」を2024年12月11日にリリースした。2023年にβ版として提供を開始した感性マテリアルプラットフォームの一部機能をリニューアルし、製品版として人間中心設計のプロダクト創造に寄与するプラットフォームの提供を開始している。^[1]

感性AI MateriaLinkは素材メーカーが自社の素材を登録することで、AIによって数値化・定量化された素材の感性価値をポジショニングマップで確認することが可能になっている。素材のデータベースをサービス利用者向けに公開することで、ブランドオーナーに素材の感性価値情報が共有され、新たなプロダクトの創造につながる仕組みとなっている。

サービス上では素材の触感を表現するオノマトペや関連ワードから素材を探索できるほか、様々な素材のイメージ画像も表示することでデザインのイメージを膨らませることが可能だ。開発する商品や素材のコンセプトを表すテキストや画像に対して、消費者の印象を評価する分析機能も搭載されており、総合的なプロダクト開発をサポートしている。

感性AI MateriaLinkの主な機能まとめ

オノマトペについて

オノマトペとは、擬音語・擬態語の総称で、物事の様子や状態を音で表現した言葉のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 感覚的な印象を直感的に表現可能
• 触感や質感を言語化する際に有効
• 文化や言語によって異なる表現方法が存在

感性AI MateriaLinkではオノマトペを活用することで、素材の触覚的質感を言語化し、AIによる定量化を実現している。このアプローチにより、これまで主観的で曖昧だった素材の感性価値を数値化し、素材開発や製品設計における意思決定を支援することが可能になっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【感性AI】素材の質感の感性価値定量化プラットフォームサービス「感性AI MateriaLink」をリリースします | 京王電鉄株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001106.000022856.html, (参照 24-12-13).

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