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公開：2024-12-16

yutoriがi.Dのコスメブランドminumを事業譲受、Z世代向けコスメ市場への本格参入を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• yutoriがi.Dのコスメブランド「minum」事業を譲受
• 約9ヶ月で導入店舗数3,000店舗を突破し高評価を獲得
• 卸流通はi.Dと協業体制を維持し展開予定

yutoriによるminumブランドの事業譲受と今後の展開

株式会社yutoriは、株式会社i.Dが展開するコスメブランド「minum」の事業を譲り受けることを2024年12月13日に決議し、同日付で事業譲渡契約を締結した。これまでi.D社が商品生産と流通を担当し、yutori社が商品開発とプロデュースを担当する体制でブランドを運営してきた経緯がある。^[1]

minumはブランド誕生からわずか9ヶ月で導入店舗数3,000店舗を突破する成長を遂げており、リップ1製品とチーク2製品が「LDK the Beauty コスメオブザイヤー2024」を受賞するなど、高い評価を獲得している。Z世代向けのコスメブランドとして、今後さらなる成長が期待されるだろう。

今後はSNSやマスメディア広告を活用したプロモーション強化に加え、600～800円台の高付加価値商品の展開やヘアケア・スキンケアなど関連カテゴリーへの拡大も予定している。yutori社のポートフォリオ経営戦略の一環として、Z世代向けコスメ事業の本格展開が進められる見込みだ。

minumブランドの概要まとめ

yutoriの公式サイトはこちら

ポートフォリオ経営戦略について

ポートフォリオ経営戦略とは、複数の事業や製品を組み合わせて最適な事業構成を目指す経営手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リスク分散による経営の安定化
• 相乗効果による事業価値の最大化
• 市場変化への柔軟な対応が可能

yutoriはアパレル事業で培ったノウハウを活かしながら、Z世代をターゲットとしたコスメ事業へと展開を広げている。アパレルブランドの累計フォロワー数が253万人を超えており、既存のユーザー基盤を活用した事業拡大が期待できる。

minumの事業譲受に関する考察

minumブランドの事業譲受は、yutori社のZ世代向けコスメ市場への本格参入を示す重要な転換点となる可能性が高い。アパレル事業で培ったZ世代への訴求力と、i.D社との協業による生産・流通体制の維持により、事業拡大の基盤が整っているだろう。

一方で、コスメ市場は競争が激しく、新規参入企業にとって厳しい環境であることは否めない。既存のコスメブランドとの差別化戦略や、アパレルとコスメの相乗効果を活かした独自のマーケティング施策が求められるだろう。

ワンコイン価格帯をメインとしながらも、600～800円台の高付加価値商品の投入は市場での競争力を高める可能性がある。ヘアケアやスキンケアなど関連カテゴリーへの展開も含め、Z世代のニーズを的確に捉えた商品開発が成功の鍵を握るだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「『minum（ミニュム）』の事業譲受に関するお知らせ | 株式会社yutoriのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000034263.html, (参照 24-12-16).

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