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公開：2024-12-19

木村情報技術が社内文書に特化した知識検索システム『HAI(仮)』を開発、2種類の検索機能でナレッジ活用と業務効率化を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 木村情報技術が知識検索システム『HAI(仮)』を来春リリース
• 回答生成タイプとQ&Aタイプの2種類の検索機能を搭載
• 社内文書から簡単にチャットボットを構築可能

木村情報技術が2種類の知識検索機能を備えた『HAI(仮)』を発表

木村情報技術株式会社は利用シーンに応じた最適な知識検索を実現する『HAI(仮)』を2025年2月にトライアル版、3月に正式版ver.1をリリースすることを発表した。社内文書をそのまま利用して簡単にチャットボットを構築でき、企業のナレッジ活用と業務効率化の促進に貢献する見込みである。^[1]

社内検証では質問の約8割において求めている回答を得られるという結果が出ており、特にQ&Aタイプでは従来のチャットボット運用における学習データ準備の工数を大幅に削減できる可能性が確認されている。今後の正式リリースに向けて機能の精度向上とプロンプトのチューニング方法の確立を目指すところだ。

生成AIの普及に伴い業務における情報検索への活用が進む一方で、経験の浅い社員が誤った情報に惑わされる問題も発生している。『HAI(仮)』は2種類の知識検索機能を1つのシステムに統合することで、このような課題の解決に取り組んでいくのである。

『HAI(仮)』の機能まとめ

『HAI(仮)』の詳細はこちら

生成AIのハルシネーションについて

生成AIのハルシネーションとは、AIが事実に基づかない誤った情報を生成してしまう現象のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 入力データにない情報を独自に作り出してしまう
• 複数の情報を誤って組み合わせて誤答を生成する
• 確信度の高い表現で誤った情報を提示する

『HAI(仮)』では、回答生成タイプとQ&Aタイプという2つの異なる検索機能を実装することで、このハルシネーションの問題に対処している。特にQ&Aタイプでは管理者が整理整形したデータを基に回答を生成することで、誤った情報が提供されるリスクを最小限に抑えることが可能だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「利用シーンに応じた最適な知識検索を実現する『HAI(仮)』をリリース。2つの知識検索を使い分け、企業のナレッジ活用と業務効率化を促進 | 木村情報技術株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000006034.html, (参照 24-12-19).

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