アルムがスマホ一体型眼底カメラEyerとJoinを連携した遠隔診療システムをチリで展開、約2万人の会員を対象に眼底検査を実施
PR TIMES より
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記事の要約
- アルムがスマホ一体型眼底カメラEyerの遠隔診療をチリで実施
- 約2万人の会員を対象に眼底検査を実施し1083人が受診
- AIによる網膜異常の検出と眼科医による診断を組み合わせ
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スマートフォン一体型眼底カメラEyerによる遠隔診療の実施
株式会社アルムの海外子会社Allm LATAMは、チリで最も権威のある眼科医療機関Clínica Pasteurと協力し、スマートフォン一体型無散瞳眼底カメラEyerと医療関係者間コミュニケーションアプリJoinを連携させた遠隔診療システムを2024年12月19日に発表した。この遠隔診療システムは糖尿病網膜症の早期発見と予防を目的としており、約2万人の会員を対象に眼底検査を実施している。[1]
現在までに1083人が眼底検査を受診し、そのうち男性が35%、女性が65%を占めている。AIによる網膜異常の確認では66%の症例で異常が検出され、その後の眼科医による診断により55%の症例で網膜異常が確定された。受診者の年齢層は64.3%が50歳以上となっており、高齢者層の健康管理に貢献している。
アルムは医療DXを推進するため、Joinと様々な医療機器を連携させた遠隔医療支援事業を拡大している。このシステムにより、専門的な医療サービスへのアクセスが困難な人々にも適切な診断を提供することが可能となり、医療の格差解消に向けた取り組みを強化している。
遠隔診療システムの導入実績まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
対象会員数 | 約2万人 |
受診者数 | 1083人 |
性別比率 | 男性35%、女性65% |
年齢層 | 50歳以上が64.3% |
AI検出率 | 網膜異常66% |
医師診断確定率 | 網膜異常55% |
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遠隔医療支援について
遠隔医療支援とは、ICTを活用して離れた場所にいる医療従事者と患者をつなぎ、診療や健康管理を行うシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 物理的な距離や時間の制約を超えた医療サービスの提供
- 専門医の知見を広範囲に活用可能
- AIと医師の診断を組み合わせた精度の高い医療支援
遠隔医療支援は医療のデジタルトランスフォーメーションを推進する重要な要素となっている。アルムのEyerとJoinを組み合わせたシステムは、特に眼科領域において専門医の診断を必要とする患者に対して、効率的かつ正確な医療サービスを提供することを可能にしている。
EyerとJoinによる遠隔診療に関する考察
EyerとJoinを組み合わせた遠隔診療システムは、医療へのアクセシビリティを向上させる革新的なソリューションとなっている。特に眼科専門医が不足している地域や、物理的な移動が困難な患者にとって、このシステムは医療サービスへのアクセスを大幅に改善する可能性を秘めている。ただし、インターネット環境の整備や医療機器の保守管理など、システムの安定運用に向けた課題も存在するだろう。
今後は、AIの診断精度のさらなる向上や、他の医療機器との連携拡大が期待される。特にAIによる異常検出と医師の診断を組み合わせたハイブリッドアプローチは、より効率的で正確な診断を可能にし、医療現場の負担軽減にも貢献する可能性が高いだろう。医療DXの推進により、地理的な制約を超えた医療サービスの提供が実現できるはずだ。
将来的には、眼科以外の診療科目への展開や、予防医療への応用も視野に入れる必要がある。遠隔医療支援の普及により、定期的な健康診断や経過観察が容易になり、疾病の早期発見や重症化予防に大きく貢献することが期待される。医療の質の向上と効率化の両立を目指す取り組みから目が離せない。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「スマホ一体型眼底カメラ・Eyer×Joinで遠隔診療による糖尿病網膜症検査をチリにて実施 | 株式会社アルムのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000044577.html, (参照 24-12-20).
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