ビジネススキル

BUSINESS SKILLS

公開：2024-12-20

ツナガル株式会社がUAE企業Kanoo Groupと北海道でテクニカルビジットを実施、GX推進とビジネス創出に向けた取り組みが本格化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 北海道のGX推進を目的とした海外企業誘致視察を実施
• STEPと連携しKanoo Groupとの初の招請事業を展開
• 農業とエネルギー分野での協力体制構築を目指す

UAE企業のKanoo GroupとSTEPが連携し北海道でのビジネス創出へ

ツナガル株式会社は、北海道のGX推進と道内ビジネス創出を目的として、アラブ首長国連邦を拠点とする大手コングロマリット企業Kanoo Groupとのテクニカルビジットを2024年11月に実施した。札幌海外企業受入ワンストップ窓口と連携したKanoo Groupの招請は、10月に開設されたSTEPとの初の海外企業受入事例となっている。^[1]

Kanoo GroupのビジネスヘッドであるMahmood Mian氏は、北海道が持つ再生可能エネルギーの高いポテンシャルと農業分野での協力体制構築に強い関心を示している。札幌市の金融・資産運用特区や国家戦略特区指定と相まって、北海道の脱炭素社会実現に向けた革新的な取り組みが一層加速することが期待されるだろう。

今回のテクニカルビジットでは、洋上風力施設や先端技術研究施設の視察、フルーツ農場や札幌中央卸売市場での食の体験、スタートアップ企業とのビジネスミーティングなど、北海道の産業資源とビジネスチャンスを実体験できる充実した6日間のプログラムが展開された。アイヌ工芸アーティストとの交流や北海道の一流シェフによる料理提供も実施されている。

テクニカルビジット実施内容まとめ

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コングロマリットについて

コングロマリットとは、複数の異なる事業分野や産業に跨って事業を展開する複合企業体のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 多角的な事業展開による分散投資効果
• 複数の産業分野での市場支配力
• グループ間でのシナジー効果の創出

今回のテクニカルビジットに参加したKanoo Groupも湾岸諸国を代表するコングロマリット企業として知られている。技術、農業、エネルギー分野への積極的な投資を行っており、北海道との事業シナジー創出に向けた取り組みを展開している。

北海道でのGX推進とビジネス創出に関する考察

北海道における再生可能エネルギーの高いポテンシャルと農業分野での優位性は、海外企業との協業を通じて新たな価値創造をもたらす可能性を秘めている。特に湾岸諸国の企業は豊富な投資資金と技術革新への強い意欲を持っており、北海道のビジネス環境との相性の良さが際立っているだろう。

今後の課題として、言語や商習慣の違いによるコミュニケーションの円滑化や、国際的なビジネス展開に必要な人材の育成が挙げられる。STEPのような支援体制の充実と、地域企業のグローバル対応力強化が重要になってくるだろう。

将来的には、北海道の地域資源と海外企業の持つ技術やネットワークを組み合わせた新たなビジネスモデルの創出が期待される。特に農業とエネルギー分野での協業は、持続可能な社会の実現と地域経済の活性化に大きく貢献する可能性が高いのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「北海道の未来を拓く。GX推進や道内ビジネス創出を目的とした、海外企業誘致視察（テクニカルビジット）を実施 | ツナガル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000015802.html, (参照 24-12-20).

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