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公開：2024-12-21

PUDUが完全ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表、人間のような自然な動作と高度なタスク実行を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PUDUが二足歩行型ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表
• 高精度センサーと深層強化学習アルゴリズムを搭載し人間のような動作を実現
• 商業化を目指し近日中に予約販売を開始予定

PUDUが完全ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表

Pudu Robotics Japan株式会社は、同社初となる二足歩行型ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を2023年12月20日に発表した。近日中に予約販売を開始することも発表されている。^[1]

このロボットは9月発表のセミヒューマノイドロボット「PUDU D7」、10月発表の5本指搭載ロボットハンド「PUDU DH11」に続き、PUDUの研究開発部門であるPudu X-Labによって開発されている。

PUDU D9は「人間として生まれる」をコアデザイン理念とし、身長170cm/体重65kgの人間サイズで設計されている。全身の関節は42自由度を持ち、7自由度のロボットアーム2本と11自由度の5本指を備えている。20kg以上の荷重に対応することによって、人間のような多様な動作を実現することが可能だ。

高精度センサーを通じて周囲の地形や知覚情報を包括的に取得し、リアルタイムで3Dマップを構築する視覚的ナビゲーション技術を採用している。さらに自社開発の深層強化学習アルゴリズムにより、豊富なデータを迅速に学習し成長することによって、様々なタスクを柔軟に計画・実行することが可能になった。

PUDU D9の主要スペックまとめ

深層強化学習アルゴリズムについて

深層強化学習アルゴリズムとは人工知能技術の一つで、深層学習(大量のデータから特徴やパターンを自動的に学習するAI技術)と強化学習(試行錯誤を通じて最適な行動を学ぶAI技術)を組み合わせた学習手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大量のデータから自動的に特徴を抽出し学習を行う
• 試行錯誤を通じて最適な行動を学習する
• 複雑な状況での意思決定能力を向上させる

PUDU D9に搭載された深層強化学習アルゴリズムは、ロボットの動作制御において重要な役割を果たしている。豊富なデータを迅速に学習し環境に応じた適切な行動を選択することで、清掃ロボットの操作など複雑なタスクの実行を可能にしているのだ。

「PUDU D9」に関する画像

参考サイト

1. ^ Pudu Robotics社. 「PUDU、初の完全ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表、高精度センサー、深層強化学習アルゴリズムなどを搭載し人間さながらに動作、ヒューマノイドロボットのラインアップをさらに拡大」. https://www.pudurobotics.com/jp, (参照 24-12-21).

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