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公開：2024-12-22

Carbon EXが日機装の金沢製作所における非化石証書活用を支援、効率的な再エネ化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Carbon EXが日機装の金沢製作所の実質再エネ化を支援
• 非化石証書による低コストな再エネ調達を実現
• 年間約7,400t-CO2の削減を目指す取り組みを開始

日機装の金沢製作所における非化石証書を活用した再エネ化の取り組み

Carbon EX株式会社は日機装株式会社に対し、金沢製作所の電力の実質再エネ化に向けた非化石証書の購入とコンサルティングサービスを2024年12月20日に提供した。日機装は2023年に太陽光発電システムやLNGサテライト設備を導入するなど独自の取り組みを進めていたが、敷地面積の制約から設備の増設が困難な状況が続いていたのだ。^[1]

Carbon EXのコンサルタントは環境価値の仕組みや意義をわかりやすく説明することで、日機装の関係者が新しい調達方法に対する正しい理解を持って意思決定を進めることを可能にした。非化石証書の活用により、金沢製作所の電力の再エネ化は大きく前進することとなったのである。

日機装は1953年に創業した東証プライム上場企業であり、産業用特殊ポンプや航空機部品、血液透析、ヘルスケア関連製品の製造・販売を展開している。今回のCarbon EX導入により、高エネルギー効率の生産設備更新やオフサイト・バーチャルPPAの導入を通じてさらなるCO2排出量削減が可能となった。

日機装の再エネ化取り組みまとめ

Carbon EXの導入事例の詳細はこちら

非化石証書について

非化石証書とは、再生可能エネルギーなどの非化石電源で発電された電気の環境価値を証書化したものを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 電気の環境価値を独立して取引可能
• 実質的な再生可能エネルギー化を実現
• CO2排出量削減への貢献が可能

非化石証書を活用することで、企業は物理的な設備導入なしに再生可能エネルギーの環境価値を獲得することが可能となる。日機装の金沢製作所のように敷地面積の制約がある施設でも、非化石証書を活用することで効率的なCO2排出量の削減を実現できるのである。

非化石証書による再エネ化に関する考察

非化石証書による再エネ化は、物理的な制約のある施設にとって効果的な脱炭素化手段となることが期待される。特に日機装の事例では、敷地面積の制約から太陽光発電システムの増設が困難な状況において、非化石証書の活用により効率的な環境価値の獲得を実現することができた。

一方で、非化石証書の価格変動や供給量の変化により、長期的な調達計画の立案が難しくなる可能性がある。企業は市場動向を注視しながら、自社の環境目標達成に向けた最適な調達戦略を検討していく必要があるだろう。

今後は非化石証書と物理的な再エネ設備の組み合わせによる、より効果的な脱炭素化手法の確立が期待される。特に製造業においては、エネルギー効率の向上と環境価値の獲得を両立させた取り組みが重要となってくるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Carbon EXが、産業用ポンプ・航空機部品の製造業である日機装へ非化石証書による金沢製作所の実質再エネ化を支援 | Carbon EX株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000143261.html, (参照 24-12-22).

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