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FIIO新型イヤフォンFP3を発表、14.5mm平面磁界ドライバーと純木製フェイスプレートで高音質化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • エミライがFIIOの平面磁界型イヤフォンFP3を発売
  • 14.5mmドライバーと純木製フェイスプレート採用
  • 市場想定価格16,940円で2色展開を予定

FIIOの新型イヤフォンFP3が高音質と軽量化を両立

エミライは、FIIO Electronicsの新イヤフォンとして、14.5mm平面磁界ドライバーを搭載した「FP3」を2025年2月21日に発売する。このイヤフォンは、RosewoodとWalnutの2色展開で市場想定価格は16,940円前後となっており、純木製フェイスプレートを採用することで優れた音響性能と高級感を実現している。[1]

FP3の振動板は業界最先端となる薄さ1μmを実現しており、FIIO独自のチタンとアルミニウム二層構造技術によって高解像度と理想的な周波数特性を実現している。28nmレベルの超精密な製造工程による耐久性の向上と音質の最適化により、より豊かな音楽体験を提供することが可能となった。

N52高性能ネオジム磁石を左右に7個ずつ均等に配置することで、バランスの取れた音響性能を実現している。低音域の音響を向上させる特許技術「F.T.B.S」を採用し、片耳約6.5gという軽量設計ながら392芯の銀メッキ銅撚線ケーブルを同梱することで、高品質な音響体験を提供することが可能だ。

FP3の主な仕様まとめ

項目 詳細
製品名 FP3 Rosewood / FP3 Walnut
JANコード 4562314019872 / 4562314019889
ドライバー 14.5mm平面磁界型(振動板厚さ1μm)
周波数特性 10Hz~40kHz
インピーダンス 36Ω(@1kHz)
感度 105dB/mW(@1kHz)

平面磁界ドライバーについて

平面磁界ドライバーとは、薄膜状の振動板に印刷された導線と磁石の相互作用で音を生み出す技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 従来のダイナミック型と比べて歪みが少なく高解像度な音質を実現
  • 薄型・軽量化が可能で装着感に優れる
  • 磁気回路の最適化により広帯域再生が可能

FIIOのFP3は、業界最先端の1μm振動板とチタン・アルミニウム二層構造技術を採用することで、平面磁界ドライバーの特徴を最大限に引き出している。N52高性能ネオジム磁石の最適配置と特許技術F.T.B.Sにより、高解像度と理想的な周波数特性を実現することが可能となった。

FP3の新型平面磁界ドライバーに関する考察

FIIOが採用した14.5mm平面磁界ドライバーは、従来の平面磁界型イヤフォンの課題であった大型化と重量増加を解決する画期的な進化となっている。特に1μmという極薄振動板の採用により、高速なレスポンスと正確な音の再現性を実現しながら、片耳6.5gという軽量化を達成したことは特筆すべき点だ。

今後の課題として、平面磁界ドライバーの製造コストの低減が挙げられる。28nmレベルの超精密な製造工程や高性能磁石の使用は、製品価格に大きく影響を与える要因となっており、より幅広い価格帯での製品展開を実現するためには、製造技術のさらなる効率化が必要となるだろう。

FIIOの持つ技術力と開発姿勢を考えると、今後は平面磁界ドライバーのさらなる小型化や高効率化が期待できる。特に振動板の材質や磁気回路の最適化による性能向上は、より多くのユーザーに高音質な音楽体験を提供することにつながるはずだ。

参考サイト

  1. ^ FIIO Japan. 「高解像度と軽量化を求めた14.5mm平面磁界ドライバー。2種類の天然木フェイスプレートを採用したインイヤーモニター型イヤホン「FP3」 – FIIO Japan」. https://www.fiio.jp/news/fp3/%20https://www.fiio.jp/news/fp3/, (参照 25-02-15).

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