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公開：2025-02-21

Osaka Metroが国内初の一般道レベル4自動運転バスの認可を取得、大阪万博での来場者輸送に向け実用化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Osaka Metroが国内初の一般道レベル4自動運転バスの認可を取得
• 大阪万博の来場者輸送で舞洲パークアンドライドに導入
• 自動運転バスの新ラッピングデザインも決定

Osaka Metroの自動運転バス認可取得とサービス概要

Osaka Metroは2025年2月18日に国内初となる一般道における大型EVバスでの自動運転車（レベル4）の認可を国土交通省近畿運輸局から取得した。この認可により運転者を必要としない自動運転システムが実現し、大阪・関西万博の来場者輸送における新たな移動手段が確立されることになった。^[1]

自動運転バスの運行区間は舞洲駐車場から夢洲第1交通ターミナルまでの一部区間となり、舞洲AB駐車場のみで発着を行う計画が立てられている。自動運転システムは周囲の車両や歩行者を検知しながら走行環境条件下で安全な運行を実現し、万博期間中の輸送効率向上に貢献することが期待されている。

運行期間は2025年4月13日から同年10月13日までとなり、EVモーターズ・ジャパン社製「F8 series2-City Bus 10.5m」に先進モビリティ社製の自動運行装置「ASM-AD」を搭載して運行される。新たに採用されたラッピングデザインは最先端技術への門をイメージし、Osaka Metroを象徴するブルーを基調としている。

自動運転バスの運行概要

自動運転レベル4について

自動運転レベル4とは、特定の条件下で運転者が不要となる高度な自動運転システムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 特定の走行環境条件下で完全自動運転が可能
• 周囲の車両や歩行者を自動検知して安全な走行を実現
• あらかじめ決められたルート内での自律的な運行が可能

今回のOsaka Metroによる自動運転レベル4の認可取得は、道路運送車両法に基づく運転者不要の自動運転システムとして近畿運輸局管内で初めての事例となる。今後は道路交通法による特定自動運行の許可や道路運送法による事業計画変更認可を経て、万博期間中の実運用が開始される予定である。

自動運転バスの導入に関する考察

大阪万博での自動運転バスの導入は、公共交通における自動運転技術の実用化に向けた重要なマイルストーンとなる。特に一般道での運用は技術面での信頼性確保が不可欠であり、今回の認可取得は将来的な自動運転技術の普及に向けた確かな一歩となるだろう。

今後は天候不順や交通混雑時の対応など、様々な状況下での安全性確保が課題となることが予想される。自動運転システムの信頼性向上と運行管理体制の整備が重要であり、万博期間中の実証運行を通じて得られるデータや知見は今後の技術発展に大きく寄与するだろう。

将来的には自動運転バスの運行区間拡大や他の公共交通機関との連携強化が期待される。特に都市部での導入においては、交通渋滞の緩和や環境負荷の低減など、様々な社会課題の解決に向けた可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ Osaka Metro. 「2025年大阪・関西万博で来場者輸送を担う自動運転バスが、国内初となる一般道における大型EVバスでの運転者を必要としない自動運転車（レベル4）の認可を取得しました～自動運転バスの新ラッピングデザインも決定しました～｜Osaka Metro」. https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20250218_jidouunten_level4_ninka.php, (参照 25-02-21).

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