【CVE-2024-13867】WordPressテーマLisivoに反射型XSS脆弱性、バージョン2.3.67以前のすべてのバージョンが影響
記事の要約
- WordPressテーマLisivoに反射型XSS脆弱性が発見
- バージョン2.3.67以前のすべてのバージョンが影響を受ける
- 未認証の攻撃者による悪意のあるスクリプト実行が可能
Listivo WordPress テーマ2.3.67の反射型XSS脆弱性
Wordfenceは2025年2月13日、WordPressテーマ「Listivo - Classified Ads WordPress Theme」にリフレクテッドクロスサイトスクリプティング脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は、入力値の無害化と出力エスケープが不十分であることに起因し、バージョン2.3.67以前のすべてのバージョンに影響を与えることが判明している。[1]
この脆弱性は「CVE-2024-13867」として識別されており、CWE-79(クロスサイトスクリプティング)に分類されている。CVSSスコアは6.1(MEDIUM)と評価され、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされているが、攻撃に必要な特権レベルは不要で、ユーザーの関与が必要とされている。
未認証の攻撃者は、特定のパラメータ 's' を経由して任意のWebスクリプトを注入する可能性がある。攻撃が成功するためには、ユーザーがリンクをクリックするなどの操作が必要となるが、攻撃者はこの脆弱性を悪用してユーザーのブラウザでスクリプトを実行する可能性があるため、早急な対応が推奨される。
Listivo WordPressテーマの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-13867 |
影響を受けるバージョン | 2.3.67以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | リフレクテッドクロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.1(MEDIUM) |
必要な認証 | 不要 |
攻撃の前提条件 | ユーザーの操作が必要 |
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者は悪意のあるJavaScriptコードを実行可能
- 被害者のブラウザ上で意図しない操作が実行される可能性がある
Listivoの脆弱性は、検索パラメータ 's' を介して悪意のあるスクリプトを注入できる反射型XSSに分類される。WordPressテーマの開発者は、ユーザー入力の適切なサニタイズとエスケープ処理を実装することで、この種の脆弱性を防ぐことが可能となる。
Listivo WordPressテーマの脆弱性に関する考察
Listivoの脆弱性は、WordPressテーマの開発においてセキュリティ対策の重要性を再認識させる事例となっている。特にユーザー入力を扱うパラメータに対する適切なバリデーションとサニタイズの実装が不可欠であり、開発者はWordPressのセキュリティガイドラインに従った実装を徹底する必要がある。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、テーマ開発時のセキュリティレビューやコードの静的解析を強化することが求められる。特にWordPressのエコシステムでは、多くのテーマやプラグインが公開されているため、開発者コミュニティ全体でセキュリティ意識を高めていく必要があるだろう。
また、WordPressテーマのセキュリティ監査を自動化するツールの開発や、セキュリティベストプラクティスの共有も重要だ。開発者向けのセキュリティトレーニングプログラムの充実や、コードレビューのガイドラインの整備も、今後の課題として検討される必要がある。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13867, (参照 25-02-22).
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